最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(8日現在)

2020年4月8日(水)18時15分

トランプ米政権は7日、新型コロナウイルスの感染拡大で苦境に陥っている中小企業に対する追加的な2500億ドルの支援を可決するよう議会に要請した。上院共和党トップのマコネル院内総務は9日にも可決するよう呼び掛けている。ワシントンで6日撮影(2019年 ロイター/LEAH MILLIS)

■英当局、企業の早急な資金調達を支援へ 新型コロナ受け臨時措置

英金融行動監視機構(FCA)は8日、新型コロナウイルス危機を乗り切ろうとする企業の早急な資金調達を支援するための臨時措置を発表した。

■ECB、ユーロ圏財務相会合で1.5兆ユーロの財政出動主張=当局筋

欧州中央銀行(ECB)は、8日のユーロ圏財務相会合(ユーログループ)で、新型コロナウイルス危機対応として最大1兆5000億ユーロの財政措置が必要になる可能性があると主張していたことが明らかになった。複数の当局者がロイターに明らかにした。

■ユーロ圏財務相、コロナ経済対策で合意できず 9日に再協議

ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のセンテノ議長(ポルトガル財務相)は8日、5000億ユーロ規模の新型コロナウイルス対策をめぐる協議を、9日まで一時中断すると発表した。意見の相違点を埋めるためという。

■第1・四半期の仏経済、6%マイナス成長となる見通し=中銀

フランス銀行(中央銀行)は8日、2020年第1・四半期経済成長率が前期比マイナス6%になるとの予想を示した。新型コロナウイルスの感染拡大抑制に向けた全国的なロックダウン(都市封鎖)が響くという。

■EXCLUSIVE-中国人民銀、追加緩和でも債務・リスク警戒 FRBとは一線=関係筋

関係筋によると、中国人民銀行(中央銀行)は、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた中国経済を支援するため、金融政策の緩和を強化するが、債務懸念や不動産リスクを踏まえ、米連邦準備理事会(FRB)のような急激な利下げや量的緩和は行わない見通し。

■〔情報BOX〕新型コロナ、世界の死者8.1万人・感染者138万人

ロイターの集計によると、新型コロナウイルスの感染者は世界全体で138万人を超え、死者は8万1451人となった。

■〔焦点〕迷走する米政府の支援策、企業や消費者に資金届かず

細かいことは後回しにして、とにかく早くお金を支給する─。米政府は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、巨額の経済対策を打ち出した。しかし、スピード重視の約束とは裏腹に、これまでのところ企業や消費者の手元には肝心の支援金が届いていない。

■豪、新型コロナ新規感染者が減少傾向 当局は警戒緩めず

オーストラリアが新型コロナウイルスの感染拡大抑制に向け、移動制限措置を導入してから数週間が経過した。措置が奏功し、新たな感染者数の1日の増加ペースは、3月の25%から2%前後にまで低下してきている。

■米NY州、新型コロナの1日当たり死者最多に 安定化の兆しも

米ニューヨーク州のクオモ知事は7日、新型コロナウイルス感染症による入院者の増加ペースが安定化の兆しを示していると述べた。しかし、死者は前日から731人増えて5489人に達し、1日当たりの死者数としてはこれまでで最多となった。

■ケニア、新型コロナで今年のGDP伸び率は3%以下に=財務長官

ケニアのヤタニ財務・計画長官は7日、新型コロナウイルスの影響を理由に今年の国内総生産(GDP)伸び率予想を6.1%から3%またはそれ以下に下方修正した。

■トランプ氏「WHOは中国寄り」、新型コロナ対応で批判 拠出金停止も

トランプ米大統領は7日、新型コロナウイルス感染拡大を巡り、世界保健機関(WHO)が「中国中心主義」で、世界に不適切な提言を行っていると批判し、WHOへの拠出金を停止する考えを示した。

■武漢、2カ月半ぶりに封鎖解除 新たに移動制限導入する都市も

中国湖北省武漢市は8日、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐために1月23日から実施していた封鎖措置を解除した。ただ、拙速な封鎖解除が感染の「第2波」を招く恐れがあるとの懸念も残っている。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

独ポルシェ、傘下セルフォースでのバッテリー製造計画

ビジネス

米テスラ、自動運転死傷事故で6000万ドルの和解案

ビジネス

企業向けサービス価格7月は+2.9%に減速 24年

ワールド

豪首相、イラン大使の国外追放発表 反ユダヤ主義事件
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 2
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」の正体...医師が回答した「人獣共通感染症」とは
  • 3
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密着させ...」 女性客が投稿した写真に批判殺到
  • 4
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
  • 5
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 6
    顔面が「異様な突起」に覆われたリス...「触手の生え…
  • 7
    アメリカの農地に「中国のソーラーパネルは要らない…
  • 8
    【写真特集】「世界最大の湖」カスピ海が縮んでいく…
  • 9
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 10
    「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」(東京会場) …
  • 1
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 2
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに感染、最悪の場合死亡も
  • 3
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人」だった...母親によるビフォーアフター画像にSNS驚愕
  • 4
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
  • 5
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 6
    中国で「妊娠ロボット」発売か――妊娠期間も含め「自…
  • 7
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 8
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 9
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 10
    20代で「統合失調症」と診断された女性...「自分は精…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 10
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中