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香港で犬に続き飼い猫が新型コロナウイルス感染 域内の動物では3例目

2020年4月1日(水)16時21分

香港当局によると、新型コロナウイルス感染が確認された飼い主が飼育していたペットのネコの感染が見つかった。ネコは無症状という。写真は2018年1月、香港の証券取引所前で撮影(2020年 ロイター/Bobby Yip)

香港当局によると、新型コロナウイルス感染が確認された飼い主が飼育していたペットのネコの感染が見つかった。ネコは無症状という。

当局は31日遅く、現時点で動物がCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の元凶となり得ることを示す根拠は見つかっていないとして、飼い主はペットを見捨てるべきではないと通知した。

世界保健機関(WHO)もウェブサイトで、イヌやネコその他いかなるペットがCOVID-19を感染させるとの根拠もないとの文章を掲載している。

香港ではこれより先、複数の検査で2匹の犬が弱い陽性および陽性となっており、ネコは動物としては3匹目となる。当局は、このネコを引き続き経過観察し、検査していくとしている。

このネコは、3月30日に隔離された後、口、鼻と直腸から採取した検体を検査したところ、ウイルスが検出された。

香港獣医学協会は、ネコの感染例はほかに、ベルギーで飼い主からペットのネコが感染したとみられる例のみと説明。ペットが感染する場合は飼い主または接触した人間からで、心配されるものではないとした。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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