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韓国・文在寅「新型コロナウイルス感染撲滅に自信」 一方で経路不明のクラスター感染も

2020年3月16日(月)20時00分

韓国の文在寅大統領(写真)は、新型コロナウイルス感染拡大阻止に自信を示した。ただ、保健当局はソウル近郊での大規模クラスター発生を受け、警戒を解いていない。写真は1月、ソウルで代表撮影(2020年 ロイター)

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は16日、新型コロナウイルス感染拡大阻止に自信を示した。ただ、保健当局はソウル近郊での大規模クラスター(集団)発生を受け、警戒を解いていない。

韓国疾病予防管理局(KCDC)の16日の発表によると、国内の新型コロナウイルスの新たな感染者は74人で、前日の76人から若干減少した。感染者は累計で8236人。韓国の新規感染者は減少傾向にあり、2月29日に記録した最多の909人を大幅に下回っている。

文大統領はソウル市の保健当局者と会談し「予想外の事態が出来しない限り、新たな感染者の減少傾向は加速するとみている。新型コロナウイルス感染撲滅に向けた自信は深まっている」と述べた。

ただ、文大統領と保健当局者はともに、自己満足は禁物と警戒を緩めてはいない。

集団感染が起きた南東部の大邱(テグ)市以外で経路不明のクラスター感染が続いていることから、金剛立・保健福祉次官は「全国に感染が拡大していることを示唆している」と指摘している。

[ソウル 16日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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