最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(12日現在)

2020年3月12日(木)18時37分

米議会が公開見学ツアーを中止へ、新型コロナ拡大で=当局者。写真は ドバイで10日撮影(2020年 ロイター/SATISH KUMAR)

■新型ウイルスの影響を過小評価せず、雇用安定に全力=中国首相

ぼす影響を過小評価すべきでない、と述べた。また、雇用を安定させるため、いかなる手段も惜しまない姿勢を示した。10日の閣議での発言が、12日に政府のウェブサイトに掲載された。

■中国本土の新規感染者15人、湖北省は初の1桁 当局「ピーク越え」

中国国家衛生健康委員会は12日、湖北省で11日に新たに確認された新型コロナウイルスの感染者が8人だったと発表した。流行の中心地である同省で1日当たりの新規感染者が1桁になったのは初めて。地元当局が厳格な封じ込め措置を慎重に緩和する中、企業は徐々に業務を再開している。

■独企業の56%が新型コロナの影響受けると回答=IFO調査

独IFO経済研究所が約3400社を対象に行った調査によると、ドイツ企業の56%程度が新型ウイルス感染拡大の影響を受けると回答した。観光業などで影響が大きいという。

■中国自動車販売、2月は前年比‐79.1%で過去最大の減少幅

中国汽車工業協会(CAAM)が集計した2月の自動車販売台数は前年同月比79.1%減。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、月次ベースでは過去最大の減少幅となった。減少は20カ月連続。1月は18.7%減だった。

■2020年のドイツ経済、0.1%縮小へ 新型ウイルスで=IfW

キール世界経済研究所(IfW)は12日、2020年のドイツの経済成長率について、新型コロナウイルス感染拡大の影響により0.1%程度縮小するとの見方を示した。2021年は2.3%の拡大を見込んでいる。

■中国は貿易安定に向け行動、世界的な不透明感強まる=商務省幹部

中国商務省外国貿易局の李興乾局長は12日、貿易の安定に向け力強く行動すると表明する一方、世界経済への圧力が増しており、不透明感が強まっているとの認識を示した。

■新型コロナウイルス、中国国内で流行のピーク過ぎた=保健当局

中国国家衛生健康委員会の米鋒報道官は12日の記者会見で、国内の新型コロナウイルス流行のピークは過ぎたと表明した。

■〔情報BOX〕新型ウイルス、世界の感染者12.6万人超・死者4624人

ロイターの集計によると、新型コロナウイルスの感染者は世界全体で12万6000人を超え、死者は4624人となった。

■インド中銀、市場安定化へ流動性強化策発表も=関係筋

インド準備銀行(中央銀行)は、新型コロナウイルスの感染拡大を嫌気して急落している金融市場の安定化に向け、流動性を高める措置を発表する可能性がある。関係筋が12日、明らかにした。

■新型コロナ、上期いっぱいは台湾経済に影響の見通し=中銀総裁

台湾中央銀行の楊金龍総裁は12日、新型コロナウイルスが上期いっぱいは台湾経済に影響を及ぼすとの見通しを示した。

■米大統領、感染対策で欧州からの渡航30日間停止 低利融資など支援策も

トランプ米大統領は11日、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するため、13日から欧州から米国への渡航を30日間停止すると発表した。同時に中小企業などに向けた500億ドル規模の低利融資による支援策も明らかにした。

■OPECプラス専門家会合、ビデオ会議を検討=カザフ・エネ相

石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国は予定通り18日に専門家会合を開催する予定だが、ビデオ会議となる可能性がある。カザフスタンのノガエフ・エネルギー相が明らかにした。

■シンガポール、新型ウイルス対策で国家準備金の活用検討=大統領

シンガポールのハリマ大統領は、フェイスブックへの投稿で、新型コロナウイルスの影響を受けている企業や労働者を支援するため、国家準備金の活用を検討していると述べた。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

神田財務官、介入有無コメントせず 過度な変動「看過

ワールド

タイ内閣改造、財務相に前証取会長 外相は辞任

ワールド

中国主席、仏・セルビア・ハンガリー訪問へ 5年ぶり

ビジネス

米エリオット、住友商事に数百億円規模の出資=BBG
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 3

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われた、史上初の「ドッグファイト」動画を米軍が公開

  • 4

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 5

    目の前の子の「お尻」に...! 真剣なバレエの練習中…

  • 6

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 7

    メーガン妃の「限定いちごジャム」を贈られた「問題…

  • 8

    19世紀イタリア、全世界を巻き込んだ論争『エドガル…

  • 9

    美女モデルの人魚姫風「貝殻ドレス」、お腹の部分に…

  • 10

    ロシア軍「Mi8ヘリコプター」にウクライナ軍HIMARSが…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 8

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 9

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 10

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 4

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 5

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中