新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(31日現在)
■新型コロナ、100万人以上の米国民が検査受けた トランプ氏強調
トランプ米大統領は30日、既に100万人以上の米国民が新型コロナウイルスの検査を受けたと強調した上で、ウイルス封じ込めに向け、引き続き4月いっぱい社会的距離の指針に従うよう国民に訴えた。
■米J&J、9月までにコロナワクチン治験開始 政府と連携強化
米医薬品・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は30日、新型コロナウイルスワクチンの有力候補を選定したとした上で、9月までに臨床試験を開始すると発表した。2021年初頭の実用化を目指す。
■米議会、4月20日まで休会
米議会下院で多数派を占める民主党のホイヤー院内総務は30日、下院が4月20日まで休会されることを明らかにした。
■米加州、新型コロナ入院者1421人 過去4日で倍増=知事
米カリフォルニア州のニューソム知事は30日、新形コロナウイルス感染症による入院患者が1421人と、4日前の746人から約倍増したと明らかにした。
■ドバイ万博、新型コロナ受け1年延期を検討
10月に開幕する予定の2020年ドバイ国際博覧会(ドバイ万博)の開催委員会は30日、同万博開催の1年延期を検討することで合意したと発表した。
■英、新型コロナ流行安定化の兆候 死者1408人も増加ペースは鈍化
英国で新型コロナウイルス流行が安定化しつつある兆候が示されている。保健当局は30日、29日夕時点での新型コロナウイルス感染症による死者が前日から180人増え、1408人に達したと発表した。しかし、1日の死者数は前日の209人から減少した。
■コロナ対策の拡充可能、「今後数週で見極め」=アトランタ連銀総裁
米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は30日、米議会が可決した2兆ドル超の新型コロナウイルス経済対策を受け、今後の焦点は対策規模が適切なのか、それともさらに拡大する必要があるのかに移るとの見方を示した。
■仏、新型コロナ死者3000人超え世界4番目 感染者も約4.5万人
フランス保健当局は30日、新型コロナウイルス感染症による死者が418人(16%)増加し、3024人に達したと発表した。
■米ロ首脳、エネルギー市場の安定化で一致 G20通じコロナ対応
米ロ首脳は30日、電話会談を行った。ホワイトハウスによると両首脳は、新型コロナウイルスの流行に伴い各国で経済活動が停止する中、国際エネルギー市場の安定が重要との認識で一致した。
■欧州の新型コロナ対策、迅速に展開可能であるべき=EU高官
欧州連合(EU)欧州委員会のマメル報道官は30日、新型コロナウイルス流行に対する欧州の経済対策は全加盟国が同意し、かつ迅速に展開可能なものでなければならないとし、共同債の発行を事実上排除した。
■新型コロナの経済的な影響、先行き不透明感で拡大=SF連銀
米サンフランシスコ地区連銀は30日に公表した論文(エコノミック・レター)報告書で、新型コロナウイルスの感染拡大抑制策の導入に加え、感染拡大がもたらしている先行き不透明感の急速な高まりにより、米国の失業は急増し、インフレ率は低下するとの見方を示した。
■伊の新型コロナ流行、近く安定化の可能性 警戒は必要=WHO
世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は30日、イタリアで過去数週間に実施されている厳格な外出制限措置が奏功し、近く新型コロナウイルス流行安定化の兆候が確認できる見通しと述べた。しかし、引き続き警戒が必要とも呼びかけた。