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感染症対策米情報機関、インドの新型ウイルス対応に懸念 各国の感染状況を監視

複数の関係筋が明らかにしたところによると、米情報当局は世界での新型コロナウイルスの感染状況や各国政府の対応能力を監視し、インドの対応に懸念を示している。写真は2018年11月、ニューデリーで撮影(2020年 ロイター/Altaf Hussain)
複数の関係筋が27日明らかにしたところによると、米情報当局は世界での新型コロナウイルスの感染状況や各国政府の対応能力を監視し、インドの対応に懸念を示している。
インドでは確認されている感染者は少ないものの、利用可能な対策や、人口の多さからウイルスがまん延する可能性が強く懸念されているという。
情報当局は、新型ウイルス感染防止に取り組んでいた保健次官が感染したイランへの監視も強めている。
米政府関係筋は、イラン政府の対応能力は極めて限られており、効果がないとみられると述べた。
別の関係筋は、一部の途上国で政府の対応能力の弱さが懸念されていると語った。
米下院情報特別委員会の当局者は、ロイターに対し「情報当局から新型コロナウイルスに関する説明を受けた。今後も引き続き、毎日、最新の情報を受け取る」と述べた。
関係筋によると、上院情報委員会は日々、最新情報の説明を受けている。
ある関係筋によると、情報当局は匿名の情報提供者や電子傍受装置などあらゆる手段を活用してウイルスの影響を追跡するという。

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