最新記事

2020米大統領選

米民主党の指名候補争い、バイデンの支持率低下 ブルームバーグが追い上げ

2020年2月11日(火)09時34分

11月の米大統領選に向けた民主党候補指名争いで、最有力候補と目されてきたジョー・バイデン前副大統領の全米での支持率が低下していることが10日公表されたロイター/イプソスの世論調査から分かった。ニューハンプシャー州ギルフォードで撮影(2020年 ロイター/CARLOS BARRIA)

11月の米大統領選に向けた民主党候補指名争いで、最有力候補と目されてきたジョー・バイデン前副大統領の全米での支持率が低下する一方、マイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長の追い上げが目立っていることが10日公表されたロイター/イプソスの世論調査から分かった。

調査は6─10日に全米の有権者952人を対象にオンラインで実施。うち556人は民主党支持者もしくは独立系。

調査ではバイデン氏に投票するとの回答が17%と、アイオワ州党員集会前に実施された前週の調査から5%ポイント低下した。

一方、バーニー・サンダース上院議員の支持率は20%と、前週から1%ポイント上昇し、首位に立った。ブルームバーグ氏は15%と、6%ポイント上昇し、2位に付けた。

そのほか、エリザベス・ウォーレン上院議員の支持率は11%、ピート・ブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長は8%、実業家アンドリュー・ヤン氏は5%、エイミー・クロブシャー上院議員は3%。

トランプ大統領を負かす公算の最も大きい候補者は誰かとの質問に対しては、バイデン氏とサンダース氏が21%で並んだが、バイデン氏への支持は前週から9%ポイント低下した。また、ブルームバーグ氏は15%だった。

[ニューヨーク 10日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます



20200218issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年2月18日号(2月12日発売)は「新型肺炎:どこまで広がるのか」特集。「起きるべくして起きた」被害拡大を防ぐための「処方箋」は? 悲劇を繰り返す中国共産党、厳戒態勢下にある北京の現状、漢方・ワクチンという「対策」......総力レポート。


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米国土安全保障省、国内でテロ攻撃の脅威高まると警告

ワールド

豪、米のイラン攻撃を支持 外交再開呼びかけ

ワールド

米副大統領「イランではなく核開発と戦争」、体制転換

ワールド

台湾は「もちろん国」、頼総統が講演で中国の主張に反
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:コメ高騰の真犯人
特集:コメ高騰の真犯人
2025年6月24日号(6/17発売)

なぜ米価は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る

メールマガジンのご登録はこちらから。
メールアドレス

ご登録は会員規約に同意するものと見なします。

人気ランキング
  • 1
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 2
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の「緊迫映像」
  • 3
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 4
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 5
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 6
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
  • 7
    イタリアにある欧州最大の活火山が10年ぶりの大噴火.…
  • 8
    「アメリカにディズニー旅行」は夢のまた夢?...ディ…
  • 9
    イランとイスラエルの戦争、米国より中国の「ダメー…
  • 10
    ホルムズ海峡の封鎖は「自殺行為」?...イラン・イス…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中