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中国の新型肺炎、海外へ感染拡大 新型コロナウイルスの正体とは

2020年1月21日(火)16時31分

中国当局とWHOは、武漢市で発生し各地に広がっている新型肺炎について、新型コロナウイルスへの感染が原因だとしているが、ウイルスの起源など詳しいことはほとんど分かっていない。写真は20日、中国・武漢で患者を搬送する医療スタッフ(2020年 ロイター)

中国当局と世界保健機関(WHO)は、中国湖北省武漢市で発生し、各地に広がっている新型肺炎について、新型コロナウイルスへの感染が原因だとしている。

一部の専門家によると、この新型コロナウイルスは、2002/03年に中国から世界に感染が拡大し800人近い死者を出した重症急性呼吸器症候群(SARS)ウイルスなどと比べると毒性はそれほど強くないとみられる。

ただ、ウイルスの起源など詳しいことはほとんど分かっておらず、保健当局は人から人への感染を確認している。

感染例

1月21日時点で、中国と他国を合わせ200人超の感染が確認されている。症状には発熱や咳、呼吸困難などが含まれる。

武漢市で感染が確認された198人のうち、4人が死亡した。

中国当局によると、国内の他の都市にも感染が拡大し、北京の5人、上海の2人を含め武漢以外での感染者数は21人になっている。

韓国は20日、武漢からの渡航者からウイルスを検出したと明らかにした。同国で感染が確認されたのは初めて。

タイでは2例の感染が確認され、患者はどちらも武漢からの中国人旅行者。日本では武漢を訪問していた1人の感染を確認した。

ウイルスの詳細は不明

このウイルスは武漢の魚市場と関連しているとみられるが、中国の保健当局は現在もウイルスの起源を調査中。人から人への感染を確認しており、医療関係者も15人感染しているという。

WHOは動物が最初の感染源である可能性が最も高いとしている。

対策

新型ウイルスのワクチンはない。

中国当局は、多くの国民が国内各地や海外に旅行する1月下旬の春節(旧正月)の大型連休を前に封じ込め策を強化。

米国や、日本、タイ、シンガポール、韓国など多くのアジア諸国の空港当局は、武漢からの渡航者の検査を強化。

シンガポールは21日、肺炎患者で発症前の14日間に武漢への渡航歴のある個人に検疫を実施すると発表。

WHOは、世界の医療機関に対し、感染防止と抑制に関する指針を出した。22日には国際的非常事態に当たるかどうか検討するため、緊急委員会の会合を開催する。

*表記を一部修正しました。

[ロイター]


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