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トランプのクリスマスカードに、弾劾「弁解」の異例の手紙が入っていた

2020年1月2日(木)17時25分
トニー・ラズロ(ジャーナリスト)

形式はともあれ、これこそがトランプの弁解。1月から上院で弾劾裁判が始まる見込みだが、例えばホワイトハウスのスタッフが喚問を受けたら、この書簡に沿って証言する可能性が高い。だからこそ、クリスマスカードと一緒に配られたのだろう。

歴史に刻まれた大統領の言葉といえば、例えば「人はみな平等に創られているという信条でこの新しい国家が誕生した」(リンカーン)や、「(月面着陸計画に取り組むのは)容易だからではなく、困難だからこそやるのだ」(ケネディ)を思い出す。

トランプの書簡に込められているメッセージが、同じように歴史に刻まれるとは思えないが、カードをもらった人にとっては忘れることのできない異例のクリスマスメッセージになっただろう。

[筆者]
トニー・ラズロ
ベストセラーとなったコミックエッセイ『ダーリンは外国人』(小栗 左多里&トニー・ラズロ、メディアファクトリー)の主人公。1960年、米ニュージャージー州生まれ。1985年から日本を拠点にジャーナリスト、講師として活動する。著書に『ダーリンは外国人 ベルリンにお引越し』『英語にあきたら多言語を! ポリグロットの真実』『手に持って、行こう ダーリンの手仕事にっぽん』など。

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