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グーグルは本当に量子コンピューターの開発に成功したのか?

Google Scientists Claim 'quantum Supremacy' With New System

2019年10月25日(金)16時00分
アリストス・ジョージャウ

「今回の成果は多くの意味で、ライト兄弟の有人初飛行に匹敵する。ライトフライヤー号は世界初の航空機ではなかったし、輸送に関する差し迫った問題を解決した訳でもない」と彼は書く。「航空機が広く導入されるきっかけにも、ほかの輸送手段の終わりのはじまりにもならなかった。ただ彼らの成功は、空気よりも重い航空機で動力飛行をするという新しい領域を示した。実際に達成したことよりも、その成果が持つ意味がとても重要だったのだ。量子超越性についての今回の論文も、それと同じだ」

だが既に、この快挙を疑問視する声もあがっている。サイエンス誌によれば、現在の世界最高性能スパコン「サミット」を開発したIBMは、グーグルは量子超越性の基準を満たしていないと主張。グーグルが実証実験で使った計算タスクについて、サミットで最適な方法を用いて行ったところ、1万年ではなく2日半で解くことができたとしている。

「こうした指摘は当然出てくるだろうし、精査するのはいいことだ。それも科学のプロセスの一環だ」とオリバーは本誌に語った。「だが初期段階にある量子プロセッサが、特定のタスクの処理において、世界最高性能のスパコンに匹敵するかどうか議論できるところまできた事実を見失ってはならない」

(翻訳:森美歩)

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