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事件独メルケル首相、記者殺害は「奇怪な事件」と非難 サウジ向け武器輸出停止と表明
10月22日、メルケル独首相(写真)は、サウジアラビア人の反体制記者ジャマル・カショギ氏がトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館で殺害された疑惑について、「奇怪な事件」だと非難し、真相が明らかになるまでサウジへの武器輸出を全面的に停止すると表明した。写真はベルリンで21日撮影(2018年 ロイター/Hannibal Hanschke)
メルケル独首相は22日、サウジアラビア人の反体制記者ジャマル・カショギ氏がトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館で殺害された疑惑について、「奇怪な事件」だと非難し、真相が明らかになるまでサウジへの武器輸出を全面的に停止すると表明した。
メルケル氏は28日の西部ヘッセン州議会選挙を前に開かれた集会で「真相を解明すべきだ。解明されない限りサウジへの武器輸出は行わないと断言する」と述べた。
今月2日にサウジ総領事館訪問後に消息を絶ったカショギ氏について、サウジ政府の説明は二転三転している。
メルケル氏は21日にもサウジ向け武器輸出の停止に言及していた。
これに関し与党・キリスト教民主同盟(CDU)幹部で議会の外交問題委員会を率いるノルベルト・レットゲン氏は公共テレビZDFに対し、カショギ氏死亡の前に承認された分も含めて全てのサウジ向け武器輸出を停止すべきなのは明らかだと述べた。
アルトマイヤー経済相は先に、欧州連合(EU)加盟国に同様の対応を呼び掛けている。
ドイツ政府が年初から承認したサウジ向け武器輸出は4億ユーロ(4億6200万ドル)相当以上に上っており、輸出先としてサウジはアルジェリアに次いで第2位となっている。
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