最新記事

選挙

アメリカ中間選挙、民主党は下院を奪還できるか

2018年10月8日(月)13時33分

 10月3日、米中間選挙(11月6日)が近づくにつれ、民主党が圧勝する「青の波」が起きる可能性について語る人が増えてきている。ノースカロライナ州の民主党全国大会で2012年9月撮影(2018年 ロイター/Eric Thayer)

11月6日の米中間選挙が近づくにつれ、民主党が圧勝する「青の波」が起きる可能性について語る人が増えてきている。だがトランプ米大統領は、共和党の「赤の波」が起きると支持者に訴えている。

中間選挙の結果、野党が下院の支配権を取り戻すケースは珍しくないが、選挙で大波が起きることはめったにない。民主党は1974年(49議席)と2006年(31議席)に下院で大逆転劇を演じ、共和党は1994年(54議席)と2010年(63議席)に圧勝した。

どちらの色にせよ、「波」が起きるには以下の数字が鍵となる。

●最低限必要な新獲得議席数:23議席

下院435議席の過半数を獲得するには、民主党は現在の議席を維持しつつ、共和党から23議席を奪う必要がある。

●退任する議員数:共和党38人、民主党18人

通常、現職議員から議席を奪う方が、空いている議席を獲得するよりも難しい。トランプ政権1期目は、1992年以降で最大となる人数の現職下院議員が退任するため、民主党が議席を奪う可能性は確実に高まっている。

●「ひっくり返せそう」な選挙区数:55カ所

民主党よりも共和党の議席の方がリスクにさらされている。

どちらの候補が勝ってもおかしくない、激戦区とみられる下院選挙区55カ所のうち、現在50カ所を共和党議員が、残りわずか5カ所を民主党議員が占めている。政治アナリストが「五分五分」とみる選挙区数は、この選挙活動シーズン中で20から38カ所に増えている。

●民主党の支持率:3ポイントリード

ロイター/イプソスの世論調査によると、こうした激戦区では、今年の大半において、登録有権者は一貫して共和党より民主党を支持している。

両党の支持率の差は最近、縮小している。9月後半の調査では、有権者の42%が民主党下院候補に投票すると回答。一方、共和党候補を支持すると答えた人は39%だった。激戦区では、民主党が約3ポイントリードしている。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、アンソロピック技術の使用停止指示 「サ

ワールド

アングル:5年目迎えたウクライナ戦争、戦車が消えド

ビジネス

パラマウント、WBD買収へ 第3四半期完了の見通し

ビジネス

米国株式市場=下落、ダウ521ドル安 イラン緊迫や
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力空母保有国へ
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石が発見される...ほかの恐竜にない「特徴」とは
  • 4
    ウクライナが国産ミサイル「フラミンゴ」でロシア軍…
  • 5
    がん治療の限界を突破する「細菌兵器」は、がんを「…
  • 6
    トランプがイランを攻撃する日
  • 7
    「努力が未来を重くするなら、壊せばいい」──YOSHIKI…
  • 8
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 9
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 10
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 3
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 6
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 7
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 8
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 9
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 10
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中