最新記事

事件

反トランプ派への爆発物事件で50代男を逮捕 小包から検出の指紋と一致

2018年10月27日(土)10時08分

 10月26日、米国で爆発物とみられる不審物が有力民主党議員らに相次いで送りつけられた事件を巡り、捜査当局は事件に関与したとみられる容疑者を拘束したと発表した。写真はマンハッタンの郵便局を調べる警官ら(2018年 ロイター/MIKE SEGAR)

米連邦捜査局(FBI)は26日、爆発物とみられる不審物少なくとも14個を有力民主党議員らに送りつけた疑いで、フロリダ州在住のシーザー・セーヤ容疑者(56)を逮捕したと発表した。

FBIのレイ長官は、DNA鑑定などの結果、マキシン・ウォータズ下院議員に送られた小包から検出された指紋が容疑者と一致したことを明らかにした。

米司法省によると、セーヤ容疑者は5件の罪状で訴追され、有罪が確定すれば、最長48年の禁固刑に処される可能性がある。

爆発物が入ったとみられる不審な小包はオバマ前米大統領や2016年大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン氏のほか、有力民主党議員、民主党の主要献金者とされる著名投資家ジョージ・ソロス氏、反トランプ派の俳優ロバート・デニーロ氏、CNNニューヨーク支局などに送られた。

捜査当局はフロリダ州フォートローダーデール近郊でセーヤ容疑者を逮捕し、同容疑者が乗っていたバンを押収。同車両には「CNN最低」など、親トランプ派のスローガンが書かれたスティッカーが大量に張られていたという。

容疑者には爆破予告などの犯罪歴があるほか、ソーシャルメディア上では反トランプ派を中傷するコメントを掲載していたとされる。

レイFBI長官によると、まだ発見されてない不審な郵便物が存在する可能性がある。

容疑者拘束のニュースを受け、トランプ大統領は「政治的暴力が米社会に根付くことを決して容認してはならない」とし、「そうした事態を食い止めるため、大統領の権限においてあらゆる措置を講じる」と言明した。



[プランテーション(米フロリダ州)/ワシントン 26日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2018トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

インドネシア3月インフレ率、目標圏内に低下 イラン

ビジネス

アイリスオーヤマ、ライフドリンクC株を連日買い増し

ビジネス

中東情勢、5月までに終結なら影響限定 年末株価6万

ビジネス

アドテスト、ユーロ円建てCB1000億円 半導体検
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引、インサイダー疑惑が市場に波紋
  • 3
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イラン恐怖」の正体
  • 4
    中国がイラン戦争最大の被害者? 習近平の誤った経…
  • 5
    初の女性カンタベリー大主教が就任...ウィリアム皇太…
  • 6
    年金は何歳からもらうのが得? 男女で違う「最適な受…
  • 7
    北京に代わる新都市構想は絵に描いた餅のまま...大幅…
  • 8
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 9
    「え、なんで?」フライト中に操縦席の窓が覆われて…
  • 10
    韓国・週4.5日労働制が問いかけるもの ──「月曜病」解…
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 3
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 4
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 5
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 6
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 7
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 8
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 9
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 10
    オランウータンに「15分間ロックオン」された女性のS…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中