最新記事

北朝鮮

平昌五輪、北朝鮮の参加で韓国政府22万ドル、IOC5万ドルを負担

2018年2月22日(木)13時37分

2月22日、韓国政府は、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)・党第1副部長など同国の政府高官が平昌冬季五輪にあわせて韓国に3日間滞在した費用、約2億4000万ウォン(22万3237ドル)を負担した。写真は10日、江陵市で韓国主催の晩さん会に出席する金与正氏(中央)。提供写真(2018年 ロイター)

韓国政府は、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)・党第1副部長など同国の政府高官が平昌冬季五輪にあわせて韓国に3日間滞在した費用、約2億4000万ウォン(22万3237ドル)を負担した。韓国統一省の当局者が22日、匿名を条件に語った。

内訳は、北朝鮮の高官4人と随行スタッフ18人の宿泊費、交通費、食事代など。高官らの宿泊先はソウルの高級ホテルで、韓国政府が負担した宿泊費は1億3000万ウォン程度だったという。

国際オリンピック委員会(IOC)が負担したのは北朝鮮の22選手のトレーニングや準備費用、総額5万ドルだった。

統一省は今月、平昌五輪参加に伴い韓国入りした北朝鮮の応援団や楽団など選手以外の418人について、宿泊費や食費など合計28億6000万ウォン(約260万ドル)を南北協力基金から支出することを承認。与正氏ら高官の滞在費については政府の別枠予算で支払ったとしていた。

[ソウル 22日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2018トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます



promotion.jpgニューズウィーク日本版 2/27号
特集:韓国人の本音 ピョンチャン五輪と南北融和


平昌五輪での北朝鮮の融和外交が世界を驚かせたが、当の韓国人は南北和解と統一をどう考えている?

ルポ 「南北融和」韓国人のホンネ
メディア 保守vs革新の埋まらない溝
視点 半島外交の主導権を取り戻した文在寅



【紙版】
amazon.pngrakuten.png7net.png

【デジタル版】
kindle.pngkobo.pnghonto.pngbooklive.png


【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガのご登録を!

気になる北朝鮮問題の動向から英国ロイヤルファミリーの話題まで、世界の動きを

ウイークデーの朝にお届けします。

ご登録(無料)はこちらから=>>

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

7月企業向けサービス価格、前年比2.9%上昇 前月

ワールド

米政権、EUデジタルサービス法関係当局者に制裁検討

ワールド

米商務省、前政権の半導体研究資金最大74億ドルを傘

ビジネス

低水準の中立金利、データが継続示唆=NY連銀総裁
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 2
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」の正体...医師が回答した「人獣共通感染症」とは
  • 3
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密着させ...」 女性客が投稿した写真に批判殺到
  • 4
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
  • 5
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 6
    顔面が「異様な突起」に覆われたリス...「触手の生え…
  • 7
    アメリカの農地に「中国のソーラーパネルは要らない…
  • 8
    【写真特集】「世界最大の湖」カスピ海が縮んでいく…
  • 9
    「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」(東京会場) …
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 1
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 2
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに感染、最悪の場合死亡も
  • 3
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人」だった...母親によるビフォーアフター画像にSNS驚愕
  • 4
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
  • 5
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 6
    中国で「妊娠ロボット」発売か――妊娠期間も含め「自…
  • 7
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 8
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 9
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 10
    20代で「統合失調症」と診断された女性...「自分は精…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 10
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中