最新記事

ロシア疑惑

トランプ、ロシア疑惑に関し特別検察官は「公正な捜査をすると期待」

2017年12月31日(日)11時00分

12月28日、トランプ米大統領はニューヨーク・タイムズ紙のインタビューに応じ、米大統領選挙へのロシア介入疑惑を調査するモラー特別検査官(写真)が、自身を公正に扱うと信じていると述べた。2013年3月撮影(2017年 ロイター/Kevin Lamarque/File Photo)

トランプ米大統領は28日、ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューに応じ、米大統領選挙へのロシア介入疑惑を捜査するモラー特別検察官が、自身を公正に扱うと信じていると述べた。

同紙によると、大統領はフロリダ州ウエストパームビーチの自身のゴルフクラブで30分間のインタビューに応じた。

大統領は「共謀はなかったが、彼は公正な捜査をすると思う」とコメントした。

一方、捜査にかかる時間については「分からない」と述べた。長期化すれば米国の印象が悪くなるとした上で、自身の中核支持者の支援が強まったと指摘。「(支持)基盤は反発しており、基盤はこれまでにないほど強くなっている」と述べた。

一部の共和党議員は、モラー特別検察官のチームが反トランプ色を強めていると批判。有権者の間で捜査への信頼感が低下しているとの認識を示している。

特別検察官はトランプ陣営の4人を訴追した。

ローゼンスタイン司法副長官は今月、モラー特別検察官のチームによる不適切な行為は「認識していない」との見解を示している。

トランプ大統領は同紙とのインタビューで、自身がこれまで通商問題で中国に対して「甘かった」とも発言。対北朝鮮制裁にもかかわらず中国が北朝鮮に石油を輸出したと批判し、「石油が北朝鮮に流入している。これは私の結んだ合意ではない」と批判した。

同大統領はこれに先立ち、ツイッターで、中国が北朝鮮に対する石油供給を容認している「現場が押さえられた」とし、こうした行動は北朝鮮の核問題の平和的な解決を阻害するとの考えを示した。

大統領はまた、道路やその他インフラ整備への支出計画などを巡り、議会で民主党と取り組んでいきたいと述べた。

このほかトランプ政権が再交渉を目指している北米自由貿易協定(NAFTA)について不満を示した。カナダのトルドー首相が両国の貿易収支を検討する際にカナダの石油と木材の輸出の重要性を軽視しているとの考えを示した。

[ウエストパームビーチ(米フロリダ州) 28日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2017トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


ニューズウィーク日本版のおすすめ記事をLINEでチェック!

linecampaign.png

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

原油市場は均衡、3─4月に需要増加へ=ロシア副首相

ビジネス

三菱重、通期の純利益を上方修正 一転して増益予想に

ビジネス

CKハチソン、パナマ相手に仲裁手続き 港湾契約無効

ワールド

エヌビディアAI半導体、中国向け販売停滞 米国家安
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 3
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗り物から「勝手に退出」する客の映像にSNS批判殺到
  • 4
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 5
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 6
    地球の近くで「第2の地球」が発見されたかも! その…
  • 7
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 8
    最長45日も潜伏か...世界が警戒する「ニパウイルス」…
  • 9
    アジアから消えるアメリカ...中国の威圧に沈黙し、同…
  • 10
    ICE射殺事件で見えたトランプ政権の「ほころび」――ア…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 5
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 6
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 7
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 8
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 9
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 10
    パキスタン戦闘機「JF17」に輸出交渉が相次ぐ? 200…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中