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ロシア疑惑トランプ、ロシア疑惑に関し特別検察官は「公正な捜査をすると期待」
12月28日、トランプ米大統領はニューヨーク・タイムズ紙のインタビューに応じ、米大統領選挙へのロシア介入疑惑を調査するモラー特別検査官(写真)が、自身を公正に扱うと信じていると述べた。2013年3月撮影(2017年 ロイター/Kevin Lamarque/File Photo)
トランプ米大統領は28日、ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューに応じ、米大統領選挙へのロシア介入疑惑を捜査するモラー特別検察官が、自身を公正に扱うと信じていると述べた。
同紙によると、大統領はフロリダ州ウエストパームビーチの自身のゴルフクラブで30分間のインタビューに応じた。
大統領は「共謀はなかったが、彼は公正な捜査をすると思う」とコメントした。
一方、捜査にかかる時間については「分からない」と述べた。長期化すれば米国の印象が悪くなるとした上で、自身の中核支持者の支援が強まったと指摘。「(支持)基盤は反発しており、基盤はこれまでにないほど強くなっている」と述べた。
一部の共和党議員は、モラー特別検察官のチームが反トランプ色を強めていると批判。有権者の間で捜査への信頼感が低下しているとの認識を示している。
特別検察官はトランプ陣営の4人を訴追した。
ローゼンスタイン司法副長官は今月、モラー特別検察官のチームによる不適切な行為は「認識していない」との見解を示している。
トランプ大統領は同紙とのインタビューで、自身がこれまで通商問題で中国に対して「甘かった」とも発言。対北朝鮮制裁にもかかわらず中国が北朝鮮に石油を輸出したと批判し、「石油が北朝鮮に流入している。これは私の結んだ合意ではない」と批判した。
同大統領はこれに先立ち、ツイッターで、中国が北朝鮮に対する石油供給を容認している「現場が押さえられた」とし、こうした行動は北朝鮮の核問題の平和的な解決を阻害するとの考えを示した。
大統領はまた、道路やその他インフラ整備への支出計画などを巡り、議会で民主党と取り組んでいきたいと述べた。
このほかトランプ政権が再交渉を目指している北米自由貿易協定(NAFTA)について不満を示した。カナダのトルドー首相が両国の貿易収支を検討する際にカナダの石油と木材の輸出の重要性を軽視しているとの考えを示した。