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ミャンマー、ロヒンギャ取材で逮捕の記者2人を裁判へ

2017年12月20日(水)18時30分

12月20日、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相の広報官は、当局に12日逮捕されたロイターの記者2人に対する取り調べはほぼ完了したと明らかにした。今後、訴訟手続きに入るという。写真はミャンマー当局に身柄を拘束されたKyaw Soe Oo記者。ヤンゴンにあるロイターの支局で11日撮影(2017年 ロイター/Antoni Slodkowski/File Photo)

ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相の広報官は、当局に12日逮捕されたロイターの記者2人に対する取り調べはほぼ完了したと明らかにした。今後、訴訟手続きに入るという。

ヤンゴンで拘束されているのはWa Lone記者(31)とKyaw Soe Oo記者(27)で、イスラム教徒少数民族ロヒンギャ族への軍事弾圧を取材していた。2人とも間もなく弁護士に会い、家族とも面会できるという。

Zaw Htay広報官は電話取材で「それほど長くはかからない。捜査はほぼ終わっている」と説明。2人とも健康状態は良好で、「違法な尋問」にはかけられていないと述べた。

多くの政府や人権団体、ジャーナリスト集団が、2人が逮捕され、弁護士や家族に会えていないことを非難していた。

広報官は、警察が2人の人権を尊重しているかとの質問に対し「している。法に従って行動するよう命じた」と答えた。

2人は英国の植民地時代の1923年に制定された国家機密法に違反した罪で、最高で14年の禁錮刑が科される可能性がある。

[ヤンゴン 20日 ロイター]


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