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アマゾン

データ重視と地域密着で新しい小売モデルを見せつつあるAmazon Books

2017年11月15日(水)19時30分
鎌田博樹(EBook2.0 Magazine)

アマゾン型書店は増殖する

オンラインとAIの最先端をいくアマゾンは、その限界を分析しながらAmazon Booksを展開している。オンラインと書店、ヒトとAIが対立するかどうかはマネジメントしだいで、またオンライン=AIでもなければ、書店=ヒトというわけでもない。

オンラインはデータ駆動によってUI/UXというエンジンを得ることで自律的なリテイル・モデルを完成させた。しかし、顧客主義のアマゾンはオンライン・モデルが完全であるとは考えていない。それは利益至上の20世紀的な発想であって長期に持続可能ではない。Amazon Booksは顧客主義へのコミットメントと新しいハイブリッド・モデルの立上げを告げるものと考えている。

重要なことは質の高いデータを現場のインテリジェンスを結びつけること、つねに検証し、フィードバックするサイクルで、アマゾンはそのシステム工学に最も長けているわけだ。システムは運用する現場とデータサイエンス・チームの連携によって賢くもなればまったく役に立たないことにもなる。

その気になれば数十店舗を同時に開店することもできる会社が、1店づつ慎重に進めているのは、方法論、手法を確立し、ツールを揃えてその後の世界展開に備えているためだろう。それによって、データ駆動の効率性ときめ細かい顧客志向を兼ね備えたアマゾン型書店はさらに強力なものとなる。

※当記事は「EBook2.0 Magazine」からの転載記事です。
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