最新記事

持続可能な社会の実現を目指す、ブラザーグループの取り組み

PR

2017年9月20日(水)16時30分


先進の環境技術がさまざまな問題を解決へ導く


 

欧米で圧倒的な知名度を誇るプリンターや複合機、工作機械など、幅広い製品を製造しているブラザーグループ。それだけに、環境問題を回避・緩和するための先進的な環境技術を、これまでにさまざま形で実用化してきた歴史を持つ。

1992年にブラザーが独自に開発し量産化に成功した、工業用ミシンにおけるダイレクトドライブもそのひとつ。従来の工業用ミシンは、ミシンを駆動するモーターを本体と離して取り付けていたが、離れていることで大きなエネルギーロスを発生させていた。これを解決するために考えたのが、本体にモーターを内蔵するダイレクトドライブと名付けた方式だった。モーターが駆動することで発生する発熱や音、振動といった課題を、本体側とモーター側の双方の技術者による共同開発で解決へと導いた。

CSR &コミュニケーション部 コミュニケーショングループ ブランド推進チーム シニア・チーム・マネジャー岩田俊夫氏

「ダイレクトドライブは、工業用ミシンの標準になっているほど業界全体にまで普及。ミシンからスタートしたブラザーグループにとって、業界の先駆者として新しい技術を広めることができたのは、とても誇りに思います」と、岩田氏がこれまでを振り返った。

プリンターの待機電力ゼロを実現した「グリーンスタンバイ」

プリンターの待機電力ゼロを実現した「グリーンスタンバイ」

他にも、プリンターの待機電力をゼロにするグリーンスタンバイや、外装に塗装を行わないことで大気汚染物質(VOC)を削減する塗装レス、プリンター内部で発生した熱を効率的に外へ逃して適温をキープするエアフローなど、省エネルギーや環境保護、温暖化対策に役立つ技術を数多く開発してきた。

電力を再利用する電源回生技術を採用した工作機械「SPEEDIO」

電力を再利用する電源回生技術を採用した工作機械「SPEEDIO」

また、あまり知られていないブラザーグループの環境技術としては、工作機械における電源回生技術が挙げられる。これはモーターの回転などで発生する電力を回収して再利用するというもの。効率を追求した主軸モーターや省エネポンプなどを採用したことで、約20%の省電力化に成功している。

現在、環境問題に対するアクションプランとしては「ブラザーグループ中期環境行動計画2018」がある。主な3つの方針は、1 環境配慮製品の創出、2 排出されるCO2の削減、3 環境法規制への対応。これらに生物多様性の保全や環境ブランドイメージを高める活動を加えて、2018年の目標として設定している。すでに一部は前倒しで実現するなど、環境問題におけるブラザーグループの信頼はますます高まっている。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トルコ軍用輸送機、ジョージアで墜落 乗員約20人の

ビジネス

欧州外為市場=ドル下落、米雇用悪化を警戒

ビジネス

スイス、週内にも米と関税引き下げで合意の可能性=関

ワールド

トルコ検察、イスタンブール市長に懲役2000年求刑
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ギザのピラミッドにあると言われていた「失われた入口」がついに発見!? 中には一体何が?
  • 2
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 6
    コロンビアに出現した「謎の球体」はUFOか? 地球外…
  • 7
    「流石にそっくり」...マイケル・ジャクソンを「実の…
  • 8
    冬ごもりを忘れたクマが来る――「穴持たず」が引き起…
  • 9
    【クイズ】韓国でGoogleマップが機能しない「意外な…
  • 10
    【銘柄】エヌビディアとの提携発表で株価が急騰...か…
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 7
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 8
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 9
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 10
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 10
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中