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日米首脳、北朝鮮問題で電話会談 中ロに圧力強化求める

2017年7月31日(月)16時30分

7月31日、安倍晋三首相とトランプ米大統領が電話会談した。会談では、北朝鮮が2度目の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したことを受けて対応を協議。写真はイタリアで5月撮影(2017年 ロイター/Jonathan Ernst)

安倍晋三首相とトランプ米大統領が日本時間31日午前、電話会談した。会談では、北朝鮮が2度目の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したことを受けて対応を協議。中国やロシアに対しても北朝鮮への圧力強化を呼びかけることで一致した。

日本政府によると、会談は日本時間午前8時05分から52分間に及んだ。会談後、首相は官邸内で記者団に「全ての必要な措置を取るとの米大統領のコミットメントを高く評価している」と言及。

そのうえで「日米の強固な結束のもとで防衛体制、能力向上のための具体的な行動を進める」、「さらなる行動を取っていかなければならないとの認識で完全に一致した」と述べた。

会談では、北朝鮮に影響力があるとされる「中国、ロシアのポジションが重要であることも再確認した」(萩生田光一官房副長官)。ただ、会談のなかで「軍事行動に関する言及や、何をもって『レッドライン』とするかのやり取りはなかった」という。

(梅川崇 山口貴也)

[東京 31日 ロイター]


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