最新記事

ロシア疑惑

トランプ、長男とロシア女性弁護士の面会「知らなかった」

2017年7月13日(木)10時34分

7月12日、トランプ米大統領(写真)は、ホワイトハウスでロイターとのインタビューに応じ、長男のドナルド・トランプ・ジュニア氏がロシア人弁護士と昨年面会したことを知らなかったと述べた。写真はホワイトハウスで8日撮影(2017年 ロイター/Yuri Gripas)

トランプ米大統領は12日、ホワイトハウスでロイターとのインタビューに応じ、長男のドナルド・トランプ・ジュニア氏がロシア人弁護士と昨年面会したことを知らなかったと述べた。面会の事実を知ったのは数日前だとした。

大統領は、長男が昨年6月にロシア人弁護士と面会したことを知っていたかとの質問に対し「いいや、2─3日前まで知らなかった」と答えた。

その上で、面会についてジュニア氏を責めないと表明。「多くの人が(同じ状況であれば)面会していたのではないかと思う」と述べた。

また、ロシアのプーチン大統領との会談で、米情報機関が指摘する米大統領選へのロシアの干渉に関与したのか直接尋ねたところ、プーチン氏が関与していないと主張したことを明らかにした。

今月7日にドイツで2時間超にわたって行われた米ロ首脳会談では、冒頭の20─25分をこの選挙干渉問題に費やしたという。

トランプ大統領は「私が(米大統領選への干渉に)関与したのかと尋ねたところ、彼(プーチン大統領)は絶対に関与していないと語った。全く異なる尋ね方をしても、彼は絶対にないと語った」と述べた。

プーチン氏の言葉を信じたかとの質問に対しては、「選挙プロセスでこのような問題が起きるべきではないため、調査が必要」と述べるにとどめた。そのうえで、「プーチン氏が実際に(選挙干渉)したとしてもそれを解明するのは不可能との指摘があった。非常に興味深い指摘だ」と語った。

プーチン氏は信頼できる人物か聞かれ、トランプ大統領は、プーチン氏も中国の習近平国家主席も国益を考えて行動しており、自身も同様だと述べ、明確な回答を避けた。

「わたしは多くの人を信用するタイプではないが、彼は世界2位の核強国であるロシアの指導者だ。わたしは米国の指導者で自国を愛している。彼も自国を愛している」と続けた。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

EU首脳会議、ロシア凍結資産の活用協議 ベルギーな

ワールド

TikTok米事業、米投資家主導の企業連合に売却へ

ワールド

マクロスコープ:高市首相が気を揉む為替動向、政府内

ビジネス

フェデックス9─11月業績は予想上回る、通期利益見
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末路が発覚...プーチンは保護したのにこの仕打ち
  • 2
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開したAI生成のクリスマス広告に批判殺到
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 5
    ゆっくりと傾いて、崩壊は一瞬...高さ35mの「自由の…
  • 6
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 7
    おこめ券、なぜここまで評判悪い? 「利益誘導」「ム…
  • 8
    中国の次世代ステルス無人機「CH-7」が初飛行。偵察…
  • 9
    9歳の娘が「一晩で別人に」...母娘が送った「地獄の…
  • 10
    円安と円高、日本経済に有利なのはどっち?
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の…
  • 5
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 6
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 7
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 8
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 9
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 10
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中