最新記事

エンターテインメント

ディズニー「美女と野獣」ヒットで1─3月期利益予想上回る

2017年5月10日(水)09時36分

5月9日、米娯楽大手ウォルト・ディズニーが発表した第2・四半期(4月1日まで)決算は、実写版「美女と野獣」がヒットしたことに加えテーマパーク事業が好調だったことで利益が予想を上回った。写真は「美女と野獣」主演のエマ・ワトソン。ロンドンで2月撮影(2017年 ロイター/Neil Hall)

米娯楽大手ウォルト・ディズニーが発表した第2・四半期(4月1日まで)決算は、実写版「美女と野獣」がヒットしたことに加えテーマパーク事業が好調だったことで利益が予想を上回った。

ただ売上高が予想をやや下回ったことで、時間外取引で株価は1.7%安となっている。

同社帰属の純利益は23億9000万ドル(1株当たり1.50ドル)と、前年同期の21億4000万ドル(同1.30ドル)から増加。一時項目を除く1株利益は1.50ドルと、アナリスト予想平均の1.41ドルを上回った。

売上高は133億4000万ドルと2.8%増加したものの、トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト予想の134億5000万ドルに届かなかった。

テーマパーク事業の売上高は、上海ディズニーランドが昨年6月に開園したことが主な押し上げ要因となり、9.5%増の43億ドル。ファクトセット・ストリートアカウントがまとめたアナリスト予想は42億7000万ドルだった。

ケーブル事業の売上高は2.7%増の40億6000万ドル。ファクトセット・ストリートアカウントがまとめたアナリスト予想平均は40億9000万ドルだった。

ただ同事業による営業利益は約3%減の17億9000万ドル。スポーツチャンネルESPNにおいて、カレッジ・フットボール・プレイオフのボウル・ゲームの時期変更やNBAに関する契約金利の上昇など番組制作コストの増加が重しとなった。

タイガレス・フィナンシャル・パートナーズのアナリストは「ESPNは引き続き課題だ。現時点でESPNは売却すべきと考えられているかもしれない」と述べた。

[ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2017トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます



【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガリニューアル!

 ご登録(無料)はこちらから=>>

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米軍事介入なし、麻薬対策で メキシコ大統領 トラン

ワールド

米ロ、ロシアによるウクライナ占領地域の領土承認で停

ワールド

スイス、米との関税協議の継続表明 金業界は深刻な影

ビジネス

英中銀、利下げ先送りの可能性 インフレ率拡大なら=
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた「復讐の技術」とは
  • 2
    職場のメンタル不調の9割を占める「適応障害」とは何か?...「うつ病」との関係から予防策まで
  • 3
    【クイズ】次のうち、「軍用機の保有数」で世界トップ5に入っている国はどこ?
  • 4
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 5
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医…
  • 6
    イラッとすることを言われたとき、「本当に頭のいい…
  • 7
    パリの「永遠の炎」を使って「煙草に火をつけた」モ…
  • 8
    「ホラー映画かと...」父親のアレを顔に塗って寝てし…
  • 9
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 10
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を呼びかけ ライオンのエサに
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 6
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 7
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 8
    メーガンとキャサリン、それぞれに向けていたエリザ…
  • 9
    こんなにも違った...「本物のスター・ウォーズ」をデ…
  • 10
    イラッとすることを言われたとき、「本当に頭のいい…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 4
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 5
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 10
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中