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航空機イラン、米ボーイングの旅客機80機大量購入で5割引きに
12月25日、イラン政府は、国営イラン航空向けに米ボーイングと結んだ旅客機80機の購入契約について、実際の支払額を定価の半分程度にする交渉をまとめたことを明らかにした。写真は離陸前のボーイング747機。イラン・テヘラン・メイラーバード国際空港で2011年9月撮影(2016年 ロイター/Norteza Nikoubazl)
イラン政府は25日、国営イラン航空向けに米ボーイングと結んだ旅客機80機の購入契約について、実際の支払額を定価の半分程度にする交渉をまとめたことを明らかにした。
ボーイングは定価ベースの契約総額を166億ドルと発表している。
ただ航空機需要は世界的に落ち込んでいるため、ボーイングや同じくイランと商談を成立させた欧州エアバスは、大幅な値引きをせざるを得ないと予想されていた。
国営イラン通信によると、道路交通省次官は「われわれの発注の性格や選択の可能性を考慮した結果、ボーイングの80機の購入額は定価のおよそ50%相当になる」と発言した。
エアバスが22日に成立させた国営イラン航空への100機の売却契約も、定価ベースで180億─200億ドルになるとみられるものの、イラン航空首脳の話では支払額は100億ドル以下になりそうだ。