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ウクライナはジャーナリストを殺す?

2016年8月1日(月)17時33分
メリンダ・ヘイリング(米大西洋協議会)

 シュスターは、労働ビザの取り消しは不当だとして裁判所に訴え、今のところは仕事を続けている。

 5月には、親ロシアの分離独立派が支配するウクライナ東部で仕事をしたことがある400人以上のジャーナリスト、カメラマン、プロデューサー、フリーランス、翻訳者、そして運転手の名前と連絡先がリークされた。

記者の連絡先を晒す

 リークをした親ウクライナのハッカー集団「ピースメーカー」の共同設立者は、アバコフ内務相のアドバイザーで国会議員のアントン・ヘラシュチェンコだ。ヘラシュチェンコチェンコはリークしたのと同じリストをフェイスブックページにも載せている。彼は、リストに挙がったジャーナリストたちがテロリストを支援し、ロシアのプロパガンダを拡散したと非難した。アバコフはリストの発表を称賛し、独立派と協力したとしてジャーナリストたちを批判した。

【参考記事】パナマ文書、巨大リークを専売化するメディア

 ジャーナリストや人権団体は無責任なリークに猛反発している。「暴力や告発への恐れから、報道そのものがなくなってしまいかねない」と、国際新聞編集者協会のスティーブン・エリスは言う。

 シェレメト暗殺は、現に報道の委縮効果をもたらしていると、VICE誌の記者、シモン・オストロフスキーは7月末のインタビューで語っている。「まるで(民主化革命以前の)1990年代に戻ったようだ。当時は、記者が襲われ、殺され、犯人の罪は不問に処された」

This article first appeared on the Atlantic Council website.
Melinda Haring is the editor of the UkraineAlert at the Atlantic Council. She tweets at @melindaharing.

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