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赤ん坊をさらって転売する中国の役人

1人っ子政策を守るため2人目を「葬る」過激な手段が後を絶たない中国で明るみに出たスキャンダル

2011年5月11日(水)14時55分
キャスリーン・マクラフリン

輸出“品” この10年で5万人以上の子供が養子として外国に(写真は正規の養子縁組が決まった赤ちゃん、天安門広場) Claro Cortes-Reuters

 中国・湖南省で1人っ子政策の推進を担当する家族計画担当の地方当局者が、親から赤ちゃんを強制的に取り上げ、国際養子縁組で利益を得ていたとして非難されている。赤ちゃんはアメリカなど外国に売買されたという。

 中国の新興メディア財新が発行するニュース週刊誌「新世紀」が今週、報道した。同誌によると湖南省隆回県の当局者が、過去10年の間に一人っ子政策に反して生まれた赤ちゃん少なくとも20人を親から強制的に奪ったという。子供たちはその後アメリカやオランダ、ポーランドなどに養子縁組されたと、中国各メディア各社が続報で伝えている。

 中国政府は調査を始めたとしているが、地方の家族計画当局が同様の強引な手法で訴えられるのはこれが初めてではない。1人っ子政策は導入から30年以上がたつが、地方当局はこれを厳守して目標を達成するため、中絶の強要や不妊手術の強制など過激な手段を続けてきた。

 今回の場合、当局者は子供を福祉施設に送って1人につき1000元(155ドル)を受け取り、福祉施設はその子供を養子縁組仲介業者に「転売」し、約3倍の利益を得ていたとされる。

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