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忘れられないクリスマスの旅へ ニューズウィークが厳選する世界10カ所

Best Christmas Vacations 2019

2019年11月29日(金)16時00分
スー・キム

ロックフェラーセンターの大きなクリスマスツリー TRIGGERPHOTO/ISTOCKPHOTO

<忙しい日常からの逃避行や家族の思い出づくりに。本誌がおすすめする世界の旅行先10カ所を紹介>

クリスマスをどこで過ごすかまだ決まっていない? 旅行の予約ならまだ遅くない。静かでロマンチックなリゾート地もよし、死ぬまでに一度は行っておきたい場所に赴くのもよし。今年、クリスマスの旅におすすめしたい世界10カ所をご紹介しよう。

■ニューヨーク(アメリカ)

ニューヨークで過ごすクリスマスは『ホーム・アローン』をはじめとするいくつもの名作クリスマス映画で描かれたとおり、昔ながらの懐かしい雰囲気がある。

クリスマス気分を堪能できる場所にも事欠かない。ロックフェラーセンターのスケートリンクを見下ろすクリスマスツリーに、まるで絵はがきのようなセントラルパークの雪景色......。有名ダンスカンパニー「ロケッツ」のクリスマス公演や10月にリニューアルオープンしたニューヨーク近代美術館(MoMA)、メトロポリタン・オぺラ恒例のクリスマス公演も必見だ。

■プラハ(チェコ)

近年、観光都市として脚光を浴びる首都プラハでは、伝統的なクリスマスを味わいつつ、ひと味違う都市の休日を過ごすことができる。

旧市街広場やバーツラフ広場周辺のクリスマス市、ゴシック様式の歴史的建造物、近代的な博物館にギャラリー。ホレショビツェのようなアート好き向けのおしゃれな穴場にも足を運びたい。

■ニューオーリンズ(アメリカ)

活気に満ちたニューオーリンズは一年を通してパーティーモード。街中に音楽があふれ、陽気なクリスマスを楽しめる。歴史あるセントルイス大聖堂やセントオーガスティン教会ではジャズやフォークのコンサートが開催され、繁華街フレンチクォーターはイルミネーションで彩られる。クリスマスイブにはミシシッピ川沿いで、名物の大きなかがり火を見物しよう。

■ハワイ(アメリカ)

130以上の島々から成り、海岸線の総延長は約1200キロのハワイ諸島なら、クリスマスを過ごすビーチも選び放題だ。この時期には毎年、ハワイ島のコナの町を走り抜けるマラソン大会「ジングルベル・ビーチラン」(距離は5キロ)が開催されるので、参加してみては? 6歳以下の子供を対象にした短距離レースや、5キロは走れないという人向けに1・6キロのレースも用意されている。

■ソウル(韓国)

今やKポップ人気は世界規模。聖地巡礼をしたいと思うファンも多い。韓国観光公社が世界111カ国のKポップファン1万2600人以上を対象に行った調査では、1年以内に韓国に行きたいと答えた人が75%を超えたという。

ソウルでKポップをテーマにしたツアーに参加したり、Kポップにまつわる地を回るのもいい。「韓流スター通り」に行けば、BTS(防弾少年団)などの人気アーティストやユニットをイメージした17体のオブジェ「カンナムドル」が迎えてくれる。

■フーコック(べトナム)

タイ湾に浮かぶフーコックはべトナムにある105の島の中で最大の島。面積の90%は森林で、海岸線にはアイスクリームのように柔らかな白い砂のビーチが点在する。まだ観光ずれしていないのも魅力だ。

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フーコック島のエメラルドの海 ISTOCKPHOTO, PSZABO/ISTOCKPHOTO

自然が好きならフーコック国立公園を訪れてみては。ユネスコのキエンザン生物圏保存地域を構成する3つの国立公園のうちの1つで、ユネスコによれば、硬質サンゴ89種、軟質サンゴ19種、サンゴ礁にすむ魚125種、軟体動物132種、棘皮動物32種、海藻62種が生息しているという。

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