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「ダディ、これどうするの?」──不法移民の親子引き離し停止、イヴァンカやクルーニー夫妻が与えた圧力とは

2018年6月21日(木)19時05分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

妻メラニア

トランプの横暴は、家族でも見過ごせないようだった。

そもそもトランプだって12歳になる息子のバロンがいる、人の親だ。ワシントン・ポストによると妻のメラニアは、トランプに対し不法移民の家族が一緒に暮らせるよう出来る限りの努力を求めていたという。

メラニアの報道官が6月17日にCNNに明かした話から、メラニアが、不法移民の親と子供が引き離されるのを見るのはつらく法改正を急かしていることが分かった。メラニアが政策について発言するのは非常にまれなことで、不法移民の子供について言及したのは初めてだった。

娘イヴァンカ

(5月28日にツイッターに投稿したこの写真は、引き離された不法移民の親子に配慮がないと批判された)


今回のトランプの方針転換に影響を与えた人物で忘れてはならない人がもう1人。そう、娘のイヴァンカ・トランプだ。

ニューヨーク・タイムズの記者マギー・ハバーマンは6月20日のツイートで、トランプがイヴァンカから「ダディ、これ(ゼロ・トレランスを巡る問題)どうするの?」と聞かれたと明かした。

これはもちろん内容的に注目を集めたツイートだったが、多くのユーザーに引っかかったのはそれよりも「ダディ」という表記。「父をダディと呼ぶなんて10歳くらいまで」などと突っ込む投稿が多数を占めていた。

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