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大阪・関西万博で起きた「1200万回」の行動変容...使い捨てから「マイボトル給水が新たな選択へ」──「ステハジ」体験型啓発

2026年3月31日(火)15時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー
大阪・関西万博の会場に設置された給水スポットで、マイボトルに水を補給する来場者。使い捨てに頼らない選択、ボトルの中身が無くなれば給水する体験

大阪・関西万博の会場に設置された給水スポットで、マイボトルに水を補給する来場者。使い捨てに頼らない選択、ボトルの中身が無くなれば給水する体験

<大阪・関西万博初日、給水スポットを利用する多くの人は、空のペットボトルを手にしていた。しかし1カ月後、会場の風景は変わり始める。マイボトルで給水する人が過半数を占めるようになったのだ。大阪・関西万博で起きたこの行動変容は、偶然ではない。背景には株式会社OSGコーポレーションが進めてきた「ステハジ」プロジェクトがあった>

日本企業のたとえ小さな取り組みであっても、メディアが広く伝えていけば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。そのような発信の場をつくることをミッションに、ニューズウィーク日本版が立ち上げた「SDGsアワード」は今年、3年目を迎えました。

私たちは今年も、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。

◇ ◇ ◇


日本では、プラスチック容器包装ごみの排出が日常に深く組み込まれている。国連環境計画(UNEP)の報告書では、日本の1人当たりプラスチック包装ごみ排出量は年間約32kgと示され、米国に次いで世界的に高い水準にある。便利さの裏側で「使い捨て」が当たり前になっていないか──。今、その前提そのものが問われている。

そうした課題に対し、「水」を起点に行動変容、習慣変容につなげようとしているのが株式会社OSGコーポレーション(以下、OSG)だ。OSGは1970年に創業。大阪市北区に本社を置き、家庭用・業務用・産業用の電解水素水(アルカリイオン水)生成器、次亜塩素酸水(除菌水)生成器など、水に関する様々な事業を展開する。 

共創を通じてマイボトル普及と給水スポット拡大を目指す

OSGが掲げる「使い捨ては、恥ずかしい」「さあ、みんなでサステナブルはじめよう」というメッセージを体現しているのが、同社の共創型サステナビリティ活動「ステハジ」プロジェクトだ。

「ステハジ」プロジェクトは、使い捨てから生まれる社会課題に対し、個人、企業、自治体、団体、教育機関、プロスポーツクラブ(※2025年12月24日現在504団体が加盟)などが共創メンバーとして参加し使い捨てに頼らない日常や未来の実現を目指す取り組みである。

使い捨てが生まれる社会の仕組みはさまざまで、例えば「喉が渇いた」ときに多くの人は自動販売機やコンビニへ、ペットボトル飲料を選択し喉を潤す。結果、海洋プラスチックごみ汚染やCO2排出課題などにつながるきっかけが生まれる。

「ステハジ」プロジェクトは、この使い捨てが生まれる社会の仕組みや個人の習慣への具体的な行動変容の啓発として、給水スポットでマイボトルの中身が無くなれば「給水」を選択するための、マイボトルの持ち歩き啓発と給水スポットの拡大(※全国10万カ所へ設置)に取り組んでいる。

そして、舞台は2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)。OSGは会場内に設置した無料給水スポットを通じて「マイボトル『給水』が新たな選択」という文化の発信を目指した。

来場者と運営スタッフへの「気候変動」「熱中症」「プラスチックごみ削減」への啓発も同時に行い、会期中の給水回数は1200万回を突破した(※一般来場者数は約2500万人)。

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