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安心な水にアクセスできる「当たり前」を「移動する浄水場」で支える...キッツが挑む水供給の未来

2025年11月21日(金)11時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー
アクアレスキュー

「移動する浄水場」ことアクアレスキュー。どこでも安心できる水を提供できる

<平時はもちろん、災害時にも安心な水を提供できる「アクアレスキュー」には、自衛隊も舌を巻く>

日本企業のたとえ小さな取り組みであっても、メディアが広く伝えていけば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。そのような発信の場をつくることをミッションに、ニューズウィーク日本版が立ち上げた「SDGsアワード」は今年、3年目を迎えました。

私たちは今年も、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。

◇ ◇ ◇


日本の水道インフラは、老朽化と災害リスクの両面で深刻な課題に直面している。特に山間部や過疎地域では施設の更新が滞り、水道の安定供給が脅かされている状況にある。自然災害時には配管の損傷により断水が頻発し、緊急対応が求められることもある。

こうした状況を受け2002年より持続可能な水供給の実現に向けてさまざまな取り組みを行う企業がある。株式会社キッツだ。

世の中の当たり前を確実に支え続ける

1951年に創業したキッツは、バルブの総合メーカー。「世の中の当たり前を確実に支え続ける」姿勢を重視する同社は、水やエネルギーなどライフラインの安定供給を支える中核的な役割を担い続けてきた。

同社は素材から完成品までを自社で一貫生産する体制を構築し、世界中の需要地に対応するグローバル供給網を持つ。特に重要視しているのは水処理市場だ。取水から浄化、再利用までを一気通貫で支えるソリューションを多数展開している。

同社は重要課題として「Digital & Green」を掲げている他、中長期的な成長を実現するため、「デジタル社会の発展への貢献」「地球環境の保全への貢献」「進化によるゆたかな暮らしへの貢献」を追求し、事業を通じて持続可能な未来を目指している。

それを具体化したのが、2004年に開発された可搬型膜ろ過浄水装置「アクアレスキュー」だ。この装置は、重機の進入が困難な地域でも人力で搬入可能なほど 軽量かつコンパクトな設計となっており、濁水にも対応可能な膜ろ過と消毒の機能を備える。全自動での無人運転が可能で、最小限のメンテナンスで長期間稼働できるため、平時はもちろん、災害時にも柔軟に活用できる「移動する浄水場」として注目されている。

アクアレスキュー

「移動する浄水場」ことアクアレスキューは、過疎地の山間部にも人力で搬入、設置ができる


実際、アクアレスキューは、能登半島地震の際にその実力を発揮した。災害発生からわずか4日目にして自衛隊が活動する避難所に入浴用水を供給。自衛隊からは「補給水の確保に要する時間を大幅に短縮でき、活動効率が向上した。おそらく自衛隊史上、最速の入浴支援ができたではないか」との感嘆の声が寄せられた。

アクアレスキュー

2024年能登半島地震にて、アクアレスキューは自衛隊が設置したお風呂に浄化された水を提供した


他にも、山間の集落での設置事例では、「雨が降っても水道が濁らなくなった」「お風呂の水が透明になった」「安心して水が飲める」といった住民からの声が寄せられるなど、キッツは水の安全を守ることで、人々の生活の質向上にも貢献している。

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