認知症予防と地域活性化を同時に...Googleも注目、ベスプラ「脳にいいアプリ×健康ポイント」とは?
運動など活動を促進しシニアの脳の健康を保つ milatas-shutterstock
<高齢化が進む日本で、認知症予防に挑む株式会社ベスプラ。アプリを活用した健康促進とポイント制度による地域活性化を掛け合わせた仕組みを提案し、注目を集めている>
世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや商品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えに基づいてニューズウィーク日本版は昨年に「SDGsアワード」を立ち上げ、今年で2年目を迎えました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。
高齢化が急速に進む日本では、認知症患者の急増が深刻な社会問題となっている。
厚生労働省の調査は、2030年に高齢者の14%が認知症を患うと推計した。認知症予備軍である軽度認知障害(MCI)を含めると、患者数は1100万人にも達する見込みだ。
こうした現状に対し、「脳の健康維持」をテーマにしたサービス提供によって、認知症予防に取り組む企業がある。ヘルステック・スタートアップの株式会社ベスプラだ。
健康活動でポイント獲得、地域経済にも貢献するアプリ
ベスプラは「脳にいいアプリ×健康ポイント」のサービスを展開し、地域住民の健康維持と、地域商業の活性化を兼ね備えた仕組みを提供している。

アプリには「東海道五十三次コース」「四国お遍路コース」といったウォーキングや、対戦型スライドパズルなどの脳トレ、食事バランスのチェック機能が搭載されており、ユーザーの健康を多角的にサポートする。
さらに、それぞれの目標を達成するとポイントが付与され、地元の店舗で利用することもできる。地域経済を活性化する仕組みが盛り込まれているのだ。アプリはボランティアマッチング機能も有しており、生涯学習や社会貢献の機会を提供する。
「孤独」も健康を害する要因のひとつだ。自分なりの距離感で地域とつながりを持つことができれば、個人も地域も、より健やかになっていく。
本サービスは2024年9月時点で、東京都渋谷区や八王子市、兵庫県姫路市、愛媛県松山市など、全国で20以上の自治体に導入されている。
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