「わずか30秒」太陽光を浴びると皮膚が壊死...ヴァンパイア体質になった36歳女性の「驚きの生活」と「診断結果」
Woman Dubbed Real Life ‘Vampire’ After Being Diagnosed With Rare Condition
医師を説得し、診断を受けるまでの過程で、リチャードソンは完全に孤立していると感じていたという。
「(診断を受けて、)最初は圧倒されるような喜びに涙が出た。でも今は怒りのほうが大きい。4度の入院、人生を通して積み重なった苦痛、そして医師から繰り返し否定され続けた末に、ようやく私の言葉に耳を傾けてもらえたことへの怒りだ」
オンライン医療サービス「Treated.com」の臨床責任者であるダニエル・アトキンソン医師によると、SJSに関連する日光過敏は珍しく、生活の質に「大きな影響を与える」可能性があるという。引き金になるのは通常、紫外線だが、SJSの一般的な誘因として認識されていないため、診断が難しくなるという。
診断にはしばしば生体検査や血液検査が用いられるものの、日光曝露そのものを原因として特定する検査は存在しないとアトキンソンは指摘する。
「治療は通常、根本原因、つまり誘因への対処が中心になる。しかし誘因が日光となると管理が難しい。また、(リチャードソンのように)多くの薬剤にアレルギーがある場合、治療そのものがリスクとなり、症状を悪化させる可能性があり、効果的な治療の選択肢が限られてしまう」
SJS反応が起きると、リチャードソンの口内には潰瘍ができる。しかも反応は回を重ねるごとに悪化しており、今では喉にまで広がっている。次に症状が出た場合、話すことも飲み込むことも耐えられないほどの痛みが出て、経管栄養(胃や小腸にチューブを挿入し、栄養や水分を吸収する栄養補給方法)が必要になる可能性がある。





