最新記事
メディア

メーガン妃への「悪意ある中傷」を今すぐにやめなくてはいけない理由

The Vicious Campaign Against Meghan Markle Must End | Opinion

2025年6月29日(日)08時50分
クリストファー・バウジー(テック起業家)
メーガン妃

POOL New-REUTERS

<踊る姿は本来、命を迎える前の微笑ましい光景のはずだった...ヘイトが収益を生む時代について>

メーガン妃が臨月に病室で陽気に踊る動画を投稿したのは、他の母親たちにも共感される日常の1コマを共有したつもりだったのだろう。

しかし、数時間も経たないうちに、ネット上の荒らしや陰謀論者たちは「偽装妊娠」の「証拠」として利用し始めた。

【動画】「偽装妊娠」と言われたメーガン妃の投稿 を見る


 

これが現在のメーガン妃の現実だ。

どんな幸福な瞬間でさえも、彼女を傷つけるための弾丸に変えられてしまう。攻撃を生業(なりわい)にする人々にとって、彼女の存在そのものが標的なのだ。罪があるとすれば、王子に恋をしたことだ。

「ムーンバンプ」(妊婦のお腹を模したシリコン製の装身具)でメーガン妃が妊娠を偽装し、人工腹をつけていたという陰謀論は、特に悪質だ。

メーガン妃は流産を経験した辛い体験談を勇敢にも語り、同じ経験を持つ女性たちに寄り添おうとしてきた。それにもかかわらず陰謀論者たちは、その後の妊娠すら「デマ」だったと主張した。

体の痛みに耐えて妊娠9カ月間に命を育み、生命の誕生を準備し、写真を1枚するだけで「赤ちゃんは実在しない」と全世界の見知らぬ人々に「検証」される──これが現実として起きている。

メーガン妃は2019年、アーチー王子を妊娠中に「世界で最も中傷された人物」だったと明かし、その嫌がらせによって自殺願望を抱くまで追い込まれたと語っている。

妊娠中の女性が、他人の娯楽のために絶望の縁に立たされたのだ。

まちづくり
川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に──「世界に類を見ない」アリーナシティプロジェクトの魅力
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米、カーグ島の軍事目標「完全破壊」 イランは石油施

ワールド

米で「アンティファ」メンバーに有罪判決 初のテロ罪

ビジネス

パウエルFRB議長巡る召喚状、地裁が差し止め 司法

ワールド

焦点:雪解けは本物か、手綱握りなおす中国とロシア向
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 2
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切りは常軌を逸している」その怒りの理由
  • 3
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド太平洋防衛
  • 4
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 5
    「イラン送りにすべき...」トランプ孫娘、警護隊引き…
  • 6
    『ある日、家族が死刑囚になって』を考えるヒントに…
  • 7
    有人機の「盾」となる使い捨て無人機...空の戦いに革…
  • 8
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 9
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 10
    謎すぎる...戦争嫌いのMAGAがなぜイラン攻撃を支持す…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 6
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 7
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 8
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 9
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中