風変わりな性的表現も「倒錯」と呼ばないで...売春宿の女性マネージャーが語る「性産業のリアル」
I Run a Legal Brothel—Here's What It's Taught Me About People's Fantasies
人はさまざまな形で生計を立てている。他人の子どもを預かって稼ぐ人もいれば、手相を見て収入を得る人もいる。自らの性を使って稼ぐことを選ぶ人がいてもよいはずだし、私はそれが許されるべきだと考えている。
声を上げるつもりはなかったし、SNSで40万人以上のフォロワーを得るなど全く想定していなかった。インスタグラム(@catherine_de_noire)を始めたのは約18か月前。主にフラストレーションがきっかけだった。
学術的な研究が広い層に届かず、事実や法律の実態を共有し、誤解を正し、そしてもちろん売春宿にまつわる少し突飛なエピソードも紹介できる場を自分で作ろうと思った。これほど多くの人にフォローされるとは思っていなかったが、今ではその広がりを嬉しく感じている。
なぜなら、人々は「自分でいていい」という許可を渇望しているからだ。質問したい、好奇心を持ちたい――それを非難されずにやりたいのだ。もし私の活動がそれに少しでも役立っているなら、私は正しいことをしているのだと思う。
キャサリン・ド・ノワール(Catherine DeNoire)
ヨーロッパを拠点に活動する31歳の売春宿マネージャー
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