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認知機能

過剰な内臓脂肪は「脳の老化」まで引き起こす...でっぷり太ったおなかと認知機能の深い関係

The Brain-Belly Connection

2025年4月1日(火)11時18分
ルーシー・ノタラントニーオ(ライフスタイル担当)

日常的な運動も重要だ。とりわけ筋力トレーニングは、筋肉を付けるだけでなく、代謝を高めることができる。毎日30〜45分の運動は、脂肪の減少を促す。「ストレスを軽減し、規則正しい睡眠を取ることも、ホルモンバランスを整える上で役に立つ」とコダダディアンは語る。

武井も同意する。「今回の研究は、年齢を重ねても脳を良好な状態に保つためには、おなかの脂肪を健康的なレベルに維持することが重要であることを示している」



参考文献

Takei, Y., Amagase, Y., Goto, A., Kambayashi, R., Izumi-Nakaseko, H., Hirasawa, A., & Sugiyama, A. (2025). Adipose chemokine ligand CX3CL1 contributes to maintaining the hippocampal BDNF level, and the effect is attenuated in advanced age. GeroScience. https://doi.org/10.1007/s11357-025-01546-4

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