最新記事
コミュニケーション

「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方

2024年9月11日(水)12時42分
伊藤 由美(銀座「クラブ由美」オーナー) *PRESIDENT Onlineからの転載

【「聞いてもムダ」ということをアピールする】

また、LINEやメールが苦手ですぐに返信できないんです。それだと失礼になるので。LINEは既読スルーのことで前にイヤな思いをしているのでやりたくないんです。と、自分の側に事情があってLINEそのものが苦手という理由にして断わる。


 

ほかにも、「もう会う予定もないその場限りの相手に対して」という条件付きで、あなたのIDを教えてくれれば、あとで連絡しますよ----と言ってそのまま。という答えも。ちなみに、私はLINEをはじめ、SNSなるものをほとんど使ったことがありません。

インターネットを介したコミュニケーションといえばメールとフェイスブック、ブログ、メルマガくらいのもの。一応、インスタグラムのアカウントは持っていますが、これも使っていません。

それでも「ママ、LINEやってる? ID交換しようか?」などと言われることがたびたびあります。そんなときは、私、いまだにガラケーで。だからLINEはやってないんです。とお答えするようにしています。

【「今は全然やってないんです」もひとつの手段】

思ったよりも効果的なのが「ガラケーだから」という理由です。物理的にできない(実際にはガラケーでもLINEが使えるようですが)という確固たる理由があるために「じゃあ、仕方ないか」となることが多いんですね。

今はみなさん、スマホの人が多いでしょうから、「ガラケー」を理由にできる人は限られると思いますが、それでも、SNS、あんまりやっていないので----。以前は使っていたんですけど、今は全然やっていないんです。という断わり方もひとつの手段でしょう。

「教えたくない」のではなく、「使っていないから聞いてもムダですよ」ということをアピールするわけです。

LINEのIDやアカウントは立派な個人情報です。軽いノリだけで不用意に教えてしまうと、後々面倒なことにもなりかねません。便利さだけでなく、個人情報を扱っているがゆえのデメリットを考えたら、教えたくないときは断わる勇気も必要なんですね。

newsweekjp_20240911031758.png
伊藤由美『できる大人は、男も女も断わり上手』(ワニブックスPLUS新書)(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

※当記事は「PRESIDENT Online」からの転載記事です。元記事はこちら
presidentonline.jpg

ニューズウィーク日本版 世界が尊敬する日本の小説36
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年9月16日/23日号(9月9日発売)は「世界が尊敬する日本の小説36」特集。優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米ナスダック、トークン化による株式取引案をSECに

ワールド

再送エルサレムのバス停で銃撃、6人死亡 犠牲者にス

ワールド

日本車関税引き下げなど、9月16日までに発効見込み

ビジネス

独フォルクスワーゲン、大規模投資巡り米政府と協議中
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 2
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 3
    エコー写真を見て「医師は困惑していた」...中絶を拒否した母親、医師の予想を超えた出産を語る
  • 4
    石破首相が退陣表明、後継の「ダークホース」は超意…
  • 5
    世論が望まぬ「石破おろし」で盛り上がる自民党...次…
  • 6
    「稼げる」はずの豪ワーホリで搾取される日本人..給…
  • 7
    ロシア航空戦力の脆弱性が浮き彫りに...ウクライナ軍…
  • 8
    「ディズニー映画そのまま...」まさかの動物の友情を…
  • 9
    ドイツAfD候補者6人が急死...州選挙直前の相次ぐ死に…
  • 10
    コスプレを生んだ日本と海外の文化相互作用
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニングをする女性、異変を感じ、背後に「見えたモノ」にSNS震撼
  • 3
    眠らないと脳にゴミがたまる...「脳を守る」3つの習慣とは?
  • 4
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 5
    【動画あり】9月初旬に複数の小惑星が地球に接近...…
  • 6
    「あのホラー映画が現実に...」カヤック中の男性に接…
  • 7
    「生きられない」と生後数日で手放された2本脚のダ…
  • 8
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 9
    「よく眠る人が長生き」は本当なのか?...「睡眠障害…
  • 10
    「稼げる」はずの豪ワーホリで搾取される日本人..給…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 6
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 7
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 8
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 9
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 10
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中