米新規失業保険申請件数は5000件減、減少幅は予想下回る
米国マサチューセッツ州メドフォードの求人看板。2023年1月撮影。REUTERS/Brian Snyder/File Photo
[ワシントン 12日 ロイター] - 米労働省が12日発表した2月7日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比5000件減の22万7000件だった。厳しい冬の天候による影響が続いているとみられ、減少幅は予想を下回った。ロイターがまとめたエコノミスト予想は22万2000件だった。
前の週は米国の広い範囲に影響を及ぼした暴風雪や、年末年始の季節変動後の正常化を反映し、申請件数が急増していた。
ハイ・フリークエンシー・エコノミクスのチーフエコノミスト、カール・ワインバーグ氏は、「新規失業保険申請件数は過去2年間の通常のレンジに十分収まっている」と指摘。「新規失業保険申請件数に反映されているレイオフ(一時解雇)は、労働市場の弱体化や経済の悪化の兆候を示唆していない」と述べた。
一方、一部のエコノミストは、今回の減少幅が予想を下回ったことは労働市場が依然として軟調であることの表れとの見方を示唆。パンテオン・マクロエコノミクスの米国担当チーフエコノミスト、サミュエル・トゥームズ氏は「失業保険申請件数は労働市場が昨年と同様に低調であることを示唆している」とし、11日に発表された1月の雇用統計で示された堅調な雇用者数増が今後も持続するかにさらなる疑問を投げかけていると述べた。
1月31日までの1週間の継続受給件数(季節調整済み)は186万2000件と、前週から2万1000件増加した。継続受給件数も季節変動の調整の影響を受けている。
1月は失業期間が長期化する傾向は鈍化したものの、失業期間の中央値は4年前とほぼ同水準にとどまった。
サンタンデールUSキャピタル・マーケッツの米国チーフエコノミスト、スティーブン・スタンリー氏は、新規失業保険申請件数は例年、プレジデンツデー(大統領の日)後に季節的な要因が落ち着き始めるため、今後数週間で労働市場の実態をより正確に反映した数字になるとの見方を示した。





