WBCで大谷は何を見たのか?――侍ジャパン8強敗退で見えた日本の課題
An Expected Defeat
DH登録で打者に専念した今大会は、昨秋のポストシーズン(PS)でも使った34インチ(約86.4センチ)のバットを使用した。
ドジャースのアーロン・ベイツ打撃コーチによれば、2024年秋に受けた左肩手術のリハビリの一環として、昨年の開幕時は35インチ、その後は34.5インチのバットを本人の感覚に基づいてメインとして選んだ。左肩の違和感が消えるまで、長尺バットの遠心力でヘッドを走らせ、左肩の動きを制限するためだ。
その後の回復に伴い、より短い34インチのバットを使うようになったのだが、トップタイの3本塁打を放ち、2大会連続でベストナインに輝いた今回の活躍の背景には、WS連覇に貢献したこの「伝説のバット」の存在があった。
今回の代表は30人中、31歳の大谷より年上は最年長36歳の菅野智之(コロラド・ロッキーズ)をはじめ、菊池雄星(ロサンゼルス・エンゼルス)、吉田正尚(ボストン・レッドソックス)ら8人だけだった。
13人が初出場で、初対面の若手も多い。「年を取ったな」と漏らすほどだったが、とはいえ大会中は「いつもどおりの姿」が目立った。
その中で前回大会との大きな違いの1つが「同学年の鈴木の存在」だ。シカゴ・カブスの鈴木誠也とは、共に22歳だった16年秋の強化試合から侍ジャパンのチームメイトとなって本格的に親交を深めた。





