村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
The Wrath of Todd
長野五輪に出場したこともあるリチャーズ PHOTO ILLUSTRATION BY SLATE. PHOTOS VIA NBC SPORTS AND ADOBE STOCKーSLATE
<反骨精神を貫く元プロ選手の解説者トッド・リチャーズ。その激怒爆弾が日本人選手の採点にも炸裂した──>
トッド・リチャーズ(Todd Richards)が激怒した。2月18日に行われたミラノ・コルティナ冬季五輪のスノーボード女子スロープスタイル決勝を、米放送局NBCで解説していたときだ。
ニュージーランド代表で前回大会の同種目金メダリスト、ゾイ・サドウスキーシノットが計3回の試技の2回目を始める際、リチャーズはその暫定順位について驚嘆したようにコメントした。「現時点で4位だ」と、リチャーズは実況担当のトッド・ハリスに言う。「私から見れば、彼女は現在、トップであるべきだ」
試技が進むにつれ、リチャーズはどんどん興奮していく。大技のバックサイド・ダブルコーク1080が決まると叫び声を上げ、「これで1位にならないなら、私には薬が必要だ」とコメントした。
結果が出たのは数分後だ。「トッド、薬の準備をしたほうがいい」と、ハリスは言った。得点は比較的平凡で、暫定順位は4位のままだ。
「何だって? ワオ。何だって?」。リチャーズはほとんど激高している。怒り狂うマッド・トッド──これこそ、彼の真骨頂だ。
「判定がどうなっているか、さっぱり分からない。私にとって、おそらくこれを見ている世界各地の人々の半数にとって、サドウスキーシノットは首位であるべきだった」






