インスタで大バズり中のシェフが伝授する、「最高の一皿」との出会い方とは
Feasts for the Senses
そこでティードマンに、旅にまつわる食の思い出や、初めて訪れる土地で最高の食の体験を楽しむためのアドバイスを、テキサス州オースティンの自宅からビデオ通話で語ってもらった。
(※本誌インタビュー映像はこちら)
まず、地元の食材を最大限に楽しもうと彼女は言う。休暇用に借りた家で家族や友人と料理をするときも、外食をするときも同じだ。彼女がこの教訓を心に刻んだのは、高校を卒業後、シェフになる前にマダガスカルで地域を支援する活動をしていたときだ。
「正真正銘の奥地で、何カ月もジャングルのようなところで過ごした。たくさんの魚、いろいろな果物、パパイヤのサラダをたっぷり......骨付きの鶏肉は見たこともない形に切り分けられていた」
「とてもクールだったのは、全ての食材の産地がすぐ近くだったことね。狭い土地で地元の経済も小さいから、食材を外から調達する余裕はなかった。だから、食べるものはその日に殺したものや、その日に採ったものばかり。本当にとてもクールだった」
マダガスカルから戻ったティードマンは、ニューヨーク市内のいくつかのレストランで料理の修業をした。