最新記事
セレブ

オスカー女優から世界的歌手まで...LA山火事の被災者支援に動くセレブたち 大物夫妻には「災害観光客」との批判も

2025年1月16日(木)15時50分
千歳香奈子
左からハル・ベリー、ジェニファー・ガーナー

洋服の寄付に動き、インスタグラムでフォロワーに支援を呼び掛けたハル・ベリー(写真左)。火災で友人を亡くしたジェニファー・ガーナー(同右)は、避難民に食事を提供するボランティアに参加 From Left:Tinseltown-Shutterstock, DFree-Shutterstock

<ジェイミー・リー・カーティス、シャロン・ストーン、パリス・ヒルトン、ビヨンセ...他にも多くの著名人が被災者への支援に動いている。なかには自宅や友人を失ったセレブも>

現地時間1月7日に米ロサンゼルスで発生した山火事は、1週間が経過しても収まる気配はなく、15日現在も西部の高級住宅地パシフィック・パリセーズや北東部イートン地区など複数箇所で延焼を続けている。

【写真】【動画】クローゼットの服すべてを寄付したハル・ベリー、食料や物資を届けたヘンリー&メーガン夫妻...ほか、LA山火事の被災者支援に動くセレブたち

これまで1万2300棟以上の建物が焼失しているが、特に被害の大きかったパシフィック・パリセーズは海を見下ろす高台にある美しいコミュニティーが焼け野原と化し、アンソニー・ホプキンスら多くのセレブも自宅を失った。

炎は隣接する海沿いのマリブにまで燃え広がり、パリス・ヒルトンやメル・ギブソンらの豪邸も焼け落ちるなど、ハリウッドのエンターテイメント界にも大きな影響を及ぼしている。

ロサンゼルス史上最悪の火災に収束の兆しはまだ見えていないが、ハリウッドセレブたちの間では早くも支援の輪が広がっている。なかには自らも避難を余儀なくされたり、家を失いながらも被災者に手を差し伸べているセレブたちもいる。

「おそらく私の家も燃えてしまったと思う」と緊迫した状況をインスタグラムで綴っていた映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でオスカーを受賞した女優ジェイミー・リー・カーティスは、翌日に出演したテレビのトーク番組で時折涙目になりながら「コミュニティーが消えた」と話し、「西海岸に知り合いがいるかいないかに関わらず、何でもできることで行動してほしい」「献血でも赤十字への寄付でも何でもいいので」と視聴者に支援を訴えた。

自宅は無事だったジェイミーは9日、「壊滅的な山火事の支援のために家族の財団から100万ドルを寄付します」と発表した。

BAT
「より良い明日」の実現に向けて、スモークレスな世界の構築を共に
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ロシア、米国への「陰謀」否定 トランプ氏に反論

ワールド

タイ政府が特別組織立ち上げへ、米国との新たな貿易ル

ワールド

日経平均は反落、米ハイテク株安を嫌気 金融株弱い

ワールド

インドのサービスPMI、8月は15年ぶり高水準 価
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:豪ワーホリ残酷物語
特集:豪ワーホリ残酷物語
2025年9月 9日号(9/ 2発売)

円安の日本から「出稼ぎ」に行く時代──オーストラリアで搾取される若者たちの実態は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニングをする女性、異変を感じ、背後に「見えたモノ」にSNS震撼
  • 2
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 3
    「見せびらかし...」ベッカム長男夫妻、家族とのヨットバカンスに不参加も「価格5倍」の豪華ヨットで2日後同じ寄港地に
  • 4
    上から下まで何も隠さず、全身「横から丸見え」...シ…
  • 5
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
  • 6
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 7
    Z世代の幸福度は、実はとても低い...国際研究が彼ら…
  • 8
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 9
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 10
    トレーニング継続率は7倍に...運動を「サボりたい」…
  • 1
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 2
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 3
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 4
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 5
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 6
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 7
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 8
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 9
    首を制する者が、筋トレを制す...見た目もパフォーマ…
  • 10
    上から下まで何も隠さず、全身「横から丸見え」...シ…
  • 1
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 2
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 3
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大ベビー」の姿にSNS震撼「ほぼ幼児では?」
  • 4
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 5
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 6
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 7
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 8
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 9
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 10
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中