新たな大谷翔平伝説が始まる...「ますますリスペクトされる選手に」
OHTANI’S FIRST POST-SEASON
10月30日、ヤンキー・スタジアムで優勝を決めたドジャースの選手たちは記念の集合写真を撮り、喜びを分かち合った MARY DECICCOーMLB PHOTOS/GETTY IMAGES
<左肩の負傷後も存在感を発揮し、初めてのポストシーズンを最高の形で締めくくった大谷翔平の栄光への軌跡を写真で読む>
10月26日夜、MLBワールドシリーズ第2戦で盛り上がる満員のドジャースタジアムで一瞬、時が止まった。高揚感は恐怖に取って代わられ、歓喜は不安の渦にのみ込まれた。
その瞬間まで、全てはロサンゼルス・ドジャースのペースで進んでいた。ニューヨーク・ヤンキースとの第1戦は、足首を捻挫しているフレディ・フリーマンが延長10回裏にワールドシリーズ史上初のサヨナラ満塁ホームランを放ち、6対3で勝利。第2戦も7回裏の時点で、4対1でドジャースがリードをしていた。
7回裏、スーパースターの大谷翔平がフォアボールで出塁。2アウトとなり、テオスカー・ヘルナンデスが打席に立つなか、大谷は二塁に向かって走り出した。
今シーズン、59盗塁、54本塁打の驚異的な活躍を見せた大谷だが、このときはタッチアウトで盗塁失敗。さらに悪いことに、スライディングをした際に地面に左手を不自然に突き、痛そうな様子でその場に転がり込んだ。
歴史的なシーズンを戦い抜き、チームの悲願だったワールドシリーズ出場を果たしたというのに、ドジャースと10年で総額7億ドルの超大型契約を結んだ大谷の1年目はこれで終わってしまうのか。
突然に、こんなにも早く? 静かに、しかも、栄光を手にしないままで?
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