最新記事

韓国ドラマ

今からでも見るべき『ヴィンチェンツォ』は、イタリアマフィア×韓国ドラマの「抱腹絶倒ノワール」

2021年4月27日(火)17時00分
井手ゆい
韓国ドラマ『ヴィンチェンツォ』

『ヴィンチェンツォ』Netflix独占配信中

<すごいのは『愛の不時着』や『梨泰院クラス』だけじゃない。スマートな色気を放つソン・ジュンギがイタリア帰りの弁護士を演じる『ヴィンチェンツォ』は、新感覚の物語だ>

イタリアマフィア×韓国ドラマ=抱腹絶倒ノワールという「新しき世界」が爆誕した。

『ヴィンチェンツォ』はしょっぱなから、ソン・ジュンギ扮するマフィアの冷徹な相談役、ヴィンチェンツォ・カサノ弁護士の過激な報復で幕を開ける。

母国・韓国に戻った彼は古いビル「クムガプラザ」に秘密を隠しており、取り壊しを強行するバベルグループと対立。バベルの悪行を知ったヴィンチェンツォは、悪魔をもって悪魔を制す、とマフィア流の戦いを始める。

怒りに震え、笑い、愛にときめく新感覚の物語は、『キム課長とソ理事』でピンハネ経理課長、『熱血司祭』でキレる神父を主役に据えて痛快な笑いを届けた脚本家パク・ジェボムならでは。

監督のキム・ヒウォンは、『愛の不時着』を演出した1人でもある。同作や『成均館スキャンダル』『ゴッドファーザー』のパロディやオマージュも散見され、製作陣も楽しんでいるとみた。

magSR20210427k-drama-1-2.jpg

『ヴィンチェンツォ』Netflix独占配信中

ミラノ仕立てのスーツをまといランボルギーニで裁判所に乗り付けるソン・ジュンギは、スマートな色気を放ち、女も頭取もハトも引き付ける。

弁護士ホン・チャヨン役のチョン・ヨビンは表情豊かで魅力にあふれ、クムガプラザの入居者はいずれも愉快、新境地を開いた2PMのテギョンにも目を奪われる。

ネットフリックスで最終回の配信は5月2日の予定だ。

『ヴィンチェンツォ』(2021)
出演/ソン・ジュンギ、チョン・ヨビン、テギョン(2PM)
Netflix独占配信中

(※韓国を飛び出し、世界で支持を広げ続ける「進撃の韓流」――本誌5月4日/11日号「韓国ドラマ&映画50」特集より。本誌では、さまざまなジャンルの注目ドラマ20作品を取り上げています)

202104_kiji_k-dramamovie_campaignbanner.jpg

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米、イランとの協議順調 紛争費用負担でアラブ諸国に

ワールド

米、ベネズエラ大使館を再開 外交関係の再構築が進展

ビジネス

ECB、「インフレ期待が漂流」なら迅速に対応=ギリ

ワールド

トルコ領空にイラン発射の弾道ミサイル、NATO迎撃
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 3
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思われるドローンの攻撃を受け大炎上
  • 4
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 5
    ビートルズ解散後の波乱...「70年代のポール・マッカ…
  • 6
    アリサ・リュウの自由、アイリーン・グーの重圧
  • 7
    ヒドラのように生き延びる...イランを支配する「革命…
  • 8
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反…
  • 9
    【銘柄】東京電力にNTT、JT...物価高とイラン情勢に…
  • 10
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 1
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 2
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 3
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」モナコ舞踏会に見る富と慈善
  • 4
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 5
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 6
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 7
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 8
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 9
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 10
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中