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『バーレスク』が憎めない6つの理由

ひどい出来なのにクセになるミュージカル映画

2010年12月10日(金)15時07分
ラミン・セトゥデ(エンターテインメント担当)

演技は皆無 アギレラは感情表現ゼロだし、シェールの顔はボトックスで動かない

 映画『バーレスク』の試写会で、私の左隣に座っていた評論家は、ひっきりなしにけいれんしていた。発作を起こしているのかと思ったぐらいだ。右に座っていた人は、早々に会場を後にした。だが私はといえば、「絶対にもう一度見なくては」と心に誓っていた。

『ハリー・ポッター』よ、ごめんなさい。私には『バーレスク』なしのクリスマスシーズンなんて考えられない。
正直、この映画に演技というものは無いに等しい。シェールの顔は注入されたボトックスで動かないし、クリスティーナ・アギレラはもっと動かない、というか感情表現ができない。真剣なせりふでは観客から笑いが漏れ、ジョークでは会場に寒気が漂った。...本文続く

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[2010年12月15日号掲載]

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