拡大する「AI懸念」で米金融株が下落...資産運用新興アルトゥルイストの新ツール発表で
10日の米国株式市場で証券株が下落した。資産運用新興企業アルトゥルイストが人工知能(AI)を用いた税務戦略機能を導入したことを受け、業界への影響に懸念が広がった。写真はニューヨーク証券取引所で9日撮影(2026年 ロイター/Brendan McDermid)
10日の米国株式市場で証券株が下落した。資産運用新興企業アルトゥルイストが人工知能(AI)を用いた税務戦略機能を導入したことを受け、業界への影響に懸念が広がった。
LPLファイナンシャルとレイモンド・ジェームズ・ファイナンシャルはともに8%超下落。チャールズ・シュワブは7%超、アメリプライズ・ファイナンシャルは6.2%、それぞれ下落した。モルガン・スタンレーも2.4%安となった。
市場では先週、AIツールが業界を揺るがすとの懸念からソフトウエア株が急落した。
アルトゥルイストは投資アドバイザー向けに口座開設や取引、報告などを統合したプラットフォームを提供している。今回新たに、顧客の給与明細や面談記録などを瞬時に分析することでパーソナライズされた税務戦略の作成を自動化する最新機能を組み込んだ。
税務戦略や資産承継計画はこれまで、資産運用会社が担ってきた重要な機能だった。
ただアナリストの間では、AI統合が進むことでアドバイザーはサービス拡大を図れるようになるとの見方もある。
シチズンズのアナリストは「助言業務の一部はテクノロジーによって自動化が可能だが、アドバイザーの役割は常に判断力、行動コーチング、パーソナル化を通じて報酬を得ることが求められてきた」と指摘した。
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