ウォーレン・バフェットの株主に向けた「最後の手紙」...一体何が書かれていた?
写真はウォーレン・バフェット氏。2019年5月、米国ネブラスカ州オマハで撮影。REUTERS/Scott Morgan
米投資会社バークシャー・ハサウェイを率いる著名投資家ウォーレン・バフェット氏は10日、年末で最高経営責任者(CEO)を退任するにあたり、株主への手紙を公開した。後任のグレッグ・アベル氏への全面的な支持を表明し、バークシャーの大株主にとどまる意向を示した。
CEOとしての株主への手紙は今回が最後になるとみられる。
バフェット氏はアベル氏が株主とのコミュニケーションを主導することになるため、自分は「静観する」と述べた。
また、バークシャー株の最近の下落を重要視しない姿勢を示し、アベル氏について、CEOにふさわしいと最初に考えたときの高い期待に「十二分に応えている」と称賛。単に投資家の信頼を得るための時間が必要なだけだと指摘した。
バフェット氏は手紙で、「CEO、経営コンサルタント、学者、政府のメンバーなど、あらゆる人物の中で、あなたや私の資産を任せるのにグレッグより優れた人物は思いつかない。彼は偉大な経営者であり、たゆまぬ努力家で、誠実なコミュニケーターだ。彼の長期在任を願っている」と述べた。
アベル氏はバークシャーの株主宛て年次書簡を執筆し、年次株主総会を指揮することになる。会長にとどまるバフェット氏は、感謝祭の祝日に際した株主とのコミュニケーションを続ける計画だ。
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