最新記事
ビジネス

グッチやウブロに続き、高級ブランドが続々「ビットコイン決裁」導入...価格高騰で注目が高まる

2024年12月21日(土)16時25分
高級ブランドがビットコイン決裁を導入

暗号資産(仮想通貨)ビットコインの価格高騰が、高級ファッションブランドや小売業者の注目を集めている。11月24日撮影のイメージ写真(2024年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

暗号資産(仮想通貨)ビットコインの価格高騰が、高級ファッションブランドや小売業者の注目を集めている。富裕層の新規顧客を取り込み、仮想通貨投資家との親密な関係を構築する手段として、暗号資産での決済を提供することへの関心がますます高まっている。

最近まで、暗号資産による支払いを試験的に実施していたのは仏LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)の時計ブランドであるウブロやタグ・ホイヤー、仏ケリング傘下のグッチやバレンシアガなど、ごく一部の高級ブランドに限られていた。

しかしここにきて、仏高級百貨店プランタンが世界最大の暗号通貨交換所バイナンス、仏金融テクノロジー企業Lyziと提携し、フランス国内の店舗でビットコインやイーサリアムなどの暗号通貨を受け入れると発表した。欧州の百貨店として初の試みだ。ビットコインの高騰を背景としたこの動きは他のブランドや小売業者にも認知され、同様のサービス参入に興味を示す企業が出てきている。

バイナンス・フランスのデービッド・プリンケイ社長は「相当数の問い合わせがあり、関心が寄せられている」と語り、同社が他の高級ブランドとも協議中だと付け加えた。

高級ライターと筆記具のエス・テー・デュポンはロイターに対し、休暇シーズン前にパリの2店舗で仮想通貨による支払いを受け付ける方針を明らかにした。

SDGs
使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが「竹建築」の可能性に挑む理由
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

見通し実現なら経済・物価の改善に応じ利上げと日銀総

ワールド

ハリス氏が退任後初の大規模演説、「人為的な経済危機

ビジネス

日経平均は6日続伸、日銀決定会合後の円安を好感

ワールド

韓国最高裁、李在明氏の無罪判決破棄 大統領選出馬資
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 2
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 3
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 4
    ポンペイ遺跡で見つかった「浴場」には、テルマエ・…
  • 5
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 6
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 7
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 8
    クルミで「大腸がんリスク」が大幅に下がる可能性...…
  • 9
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 10
    フラワームーン、みずがめ座η流星群、数々の惑星...2…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 7
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 8
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 9
    ポンペイ遺跡で見つかった「浴場」には、テルマエ・…
  • 10
    健康寿命は延ばせる...認知症「14のリスク要因」とは…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中