最新記事

交通

三菱自動車、東南アジアで配車手掛ける「ユニコーン」ゴジェックと提携

2019年7月8日(月)18時00分

7月8日、三菱自動車は、東南アジア地域で事業展開する配車サービス大手ゴジェック(GOJEK、本社:インドネシア)と提携すると発表した。写真はシンガポールで昨年11月撮影(2019年 ロイター/Anshuman Daga)

三菱自動車は8日、東南アジア地域で事業展開する配車サービス大手ゴジェック(GOJEK、本社:インドネシア)と提携すると発表した。三菱商事と共同で出資する。出資額は非公表だが、両社合わせてゴジェックの発行済株式の数%を取得したとみられる。三菱商事は2月にも出資しており、今回は追加出資となる。

三菱自はゴジェックのデジタル・プラットフォームを活用し、強みとする東南アジア地域で新たなモビリティサービスを検討する。三菱自が配車サービス会社と提携するのはこれが初。ゴジェックも自動車メーカーからの出資は三菱自が初めて。

ゴジェックはスマートフォンを使ったバイク・車の配車サービスのほか、宅配サービスや電子マネー事業などを手掛ける。東南アジア地域における配車サービス最大手グラブ(本社:シンガポール)と並ぶ2強の一角で、三菱自や三菱商事と組んで新たなサービス開発を進め、事業を拡大する考えだ。

一方、三菱自・三菱商事による共同プロジェクトとは別に、同日には三菱UFJリースも単独でゴジェックへの出資を発表している。三菱UFJリースの出資額も非公表だが、同社を合わせた三菱グループ3社の出資比率は10%未満にとどまるもようだ。

ゴジェックは2010年の設立で、インドネシアを代表するユニコーン企業(評価額10億ドル超の未上場企業)で、急成長している。インドネシアでは登録ドライバー、ユーザー数とも最大シェアを誇る。ベトナム、シンガポールなど東南アジアの50都市以上で展開している。

ゴジェックと競合するグラブはすでにトヨタ自動車、韓国の現代自動車、ホンダ、ヤマハ発動機などから出資を受けている。

[東京 8日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2019トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 トランプの帝国
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年2月10号(2月3日発売)は「トランプの帝国」特集。南北アメリカの完全支配を狙う新戦略は中国の覇権を許し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

インド、国内データセンター利用の外資を47年まで非

ビジネス

現代自、ロシア工場の買い戻し権行使せず 既販車の修

ビジネス

米オラクル、年内に負債と株式で最大500億ドルを調

ワールド

スターリンク、ロシアの利用阻止する措置奏功のもよう
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 2
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」から生まれる
  • 3
    世界初、太陽光だけで走る完全自己充電バイク...イタリア建築家が生んだ次世代モビリティ「ソラリス」
  • 4
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 5
    中国がちらつかせる「琉球カード」の真意
  • 6
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 7
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 8
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 9
    【銘柄】「大戸屋」「木曽路」も株価が上がる...外食…
  • 10
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 5
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 6
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 7
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 8
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中