最新記事

テクノロジー

若き起業家が開発した、太陽光を室内ライトに変えるスマートデバイス

窓際やベランダに置けば、1日中太陽の動きを反射し、日中暗い部屋でも電灯要らずに

2015年8月24日(月)16時30分
Social Design News

もっと明るく ケンブリッジ大学在学中にアイデアを思いつき、起業してLucyを開発したディーバ・トメニカ Solenica - Vimeo

 昼間であっても、室内の電気をつけなければならない状況は多い。窓から入り込む太陽光だけでは、光量が足りないからだ。

 日中の太陽光を効率的に室内に取り入れ、天然のライトとして利用できたなら......。そんな願いを叶えるのが「Lucy」である。

 Lucyは、太陽光を室内に取り入れる球形のデバイス。仕組みはシンプルで、鏡が太陽光を反射し、強い光を室内に入れる。25平方メートルに必要な5,000ルーメンを越える7,000ルーメンの光量がある。


 ふと疑問に思うことは、太陽の移動のこと。東からのぼり、西に沈む太陽。たとえうまく反射位置を考え設置しても、1時間もすれば太陽の位置は西側にずれている。

 このデバイスは、太陽光の位置を追うことができるスマートデバイスであるため、太陽が西に移動しても、それに合わせて適切に動いてくれるのが特徴。

 ちなみに、Lucy自体も太陽光発電で動くため、電気は必要ない。小売価格は300ドル、事前注文は199ドルである。

 環境にもお財布にも優しいコンセプト。支持する人は多そうだ。

※当記事はSocial Design Newsの提供記事です
sdnlogo.png


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

リーブス英財務相、広範な増税示唆 緊縮財政は回避へ

ワールド

プーチン氏、レアアース採掘計画と中朝国境の物流施設

ビジネス

英BP、第3四半期の利益が予想を上回る 潤滑油部門

ビジネス

中国人民銀、公開市場で国債買い入れ再開 昨年12月
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    米沿岸に頻出する「海中UFO」──物理法則で説明がつかない現象を軍も警戒
  • 4
    「あなたが着ている制服を...」 乗客が客室乗務員に…
  • 5
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 6
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 7
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 8
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 9
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 10
    「白人に見えない」と言われ続けた白人女性...外見と…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 5
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 10
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中