プレスリリース

酪農システム「RAKUNOWA(ラクノワ) オールインワン」クラウド版を2028年より提供開始、集乳情報を入力・共有できるスマホアプリ「RAKUCOLLE+(ラクコレプラス)」を先行して2026年より提供開始

2025年10月24日(金)11時00分
株式会社両備システムズ(本社:岡山県岡山市北区、代表取締役社長 松田 敏之、以下 当社)は、酪農家と支援組織(酪農組合や農協、指定団体)間の情報を共有し、事務手続きの効率化を支援する酪農システム「RAKUNOWA(ラクノワ)オールインワン」を提供しています。現在、提供しているオンプレ版のシステムから、3年後の2028年12月までにWEBブラウザで利用できるクラウド版のシステムの提供開始に向けて、2025年10月24日より予約受付を開始いたします。なお、オンプレ版をご契約のお客様は、クラウド版への移行も可能ですので、オンプレ版での先行導入も可能です。
当社は岡山県、福岡県、鹿児島県など西日本エリアでRAKUNOWAの導入実績があり、今後はクラウド版システムを全国へ展開いたします。RAKUNOWAオールインワンは唯一のパッケージ化されたクラウド版の酪農システムとなる予定です。(当社調べ)
酪農家と支援組織を繋ぎ、酪農業界のシステム標準化を進めるとともに、ロボットやIoT機器と連携することで酪農DXを推進します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/552709/LL_img_552709_1.jpg
酪農システム「RAKUNOWAオールインワン」クラウド版を2028年より提供開始

また、より手軽に酪農DXに取り組めるアイテムとして、スマートフォンアプリで集乳量を入力し、リアルタイムに支援組織間で集乳量を共有できる、集乳管理システム「RAKUCOLLE+(ラクコレプラス)」も新たに2026年12月までに提供を開始します。
当社は、2025年10月25日~26日に北海道で開催される「第16回全日本ホルスタイン共進会」へ、RAKUNOWAオールインワン、RAKUCOLLE+を出展します。


■背景
酪農を取り巻く環境は、飼料価格の高騰に加え、円安の影響によるコスト増、国内における飲用乳の需要低下、人件費の上昇、そして酪農家の高齢化など、複合的な要因により非常に厳しい状況にあります。
全国の酪農家戸数は、2024年10月には1万戸を割り(指定団体で受託している酪農家の戸数 ※1)、年々減少しており、ロボットや自動監視システムやIoTセンサーなどを活用したスマート酪農の導入による生産性の向上が求められています。
一方、既存のレガシーシステム(旧式のシステム)の存在により、新技術導入時のデータ統合・連携が不十分となるケースや、エンジニア不足による継続運用の困難などの課題が想定されるため、クラウド連携やAPI整備など、業界全体での標準化が求められています。
(※1)一般社団法人中央酪農会議Japan Dairy Councilより
https://www.dairy.co.jp/20241202.pdf


■RAKUNOWAオールインワンについて
乳代精算、購買管理、販売管理、牛取引、貸付リース、出資金管理、診療記録、検査結果配信、乳量データ収集など、酪農経営に必要な機能を一つのシステムで提供します。
酪農家と支援組織でデータの一元管理により、業務の効率化と正確性の向上を実現します。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/552709/LL_img_552709_2.jpg
RAKUNOWAオールインワンイメージ図

■RAKUNOWAオールインワン構成システムについて
●酪農組合向けシステム RAKUNOWA(ラクノワ)
酪農組合と酪農家を結びつける酪農組合向けのシステムです。
酪農組合の日常の業務は「飼料の購入、販売管理、乳量の販売管理、証書貸付・リースの貸付金管理、乳代精算、哺育・肥育農家のサポート」などたくさんあり、これらをトータルサポートし、酪農経営の効率化を推進します。

●RAKUCOLLE(ラクコレ)、RAKUCOLLE+(ラクコレプラス)
集乳は、集乳車が各酪農家を巡回して行います。集乳量のデータは、集乳車についている電磁流量計から農家発乳量のデータを取得し、インターネットを経由して酪農組合に送られるケース(ケース1)と、集乳量を記入した紙を受け渡し、ドライバーが持ち帰った後に支援組織の職員がパソコンに入力するケース(ケース2)があります。

ケース1に役立つのが
・乳量データ収集システム RAKUCOLLE
生乳販連および組合向けの乳量、乳質の管理ができるシステムです。
集乳車の電磁流量計から乳量データを自動連携し、乳量と乳質の一元管理が可能になります。

ケース2に役立つのが
・集乳管理システム RAKUCOLLE+ <新商品>
集乳車のドライバーが、スマートフォン・タブレットで集乳量を入力・管理できるシステムです。
リアルタイムでデータ共有ができ、作業時間の短縮や記録ミスの防止に役立ちます。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/552709/LL_img_552709_3.jpg
RAKUCOLLE+ 画面イメージ

●検査結果配信システム RAKUNYU+(ラクニュウプラス)について
検査センターや生乳販連から送られてきた検査結果を酪農家にメール配信します。
また、酪農家自身が動物用医薬品の投与管理などを行うことも可能です。


■RAKUNOWAオールインワンを導入するメリット
・システム導入による合理化により、生産効率の向上とコスト削減につながり、酪農家に向き合える時間が増えます。RAKUNOWA、RAKUCOLLE+を導入することで、月次の乳代精算の処理時間を50%以上削減、日次の処理も大幅な時間削減が可能となります。
・支援組織の一連の業務を一元管理することができます。複数のシステムを別々に管理する必要がなくなり、業務の標準化を図ることができます。
・乳量に応じた利用料計算のため、乳量が少なくなった年には減額となることを想定しており、一定の負担率となります。
・システムのバージョンアップやアプリケーションの改修が必要になった場合でも、それらのコストは月額利用料に含まれています。常に最新のシステムを利用することができます。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/552709/LL_img_552709_4.jpg
RAKUNOWA導入の効果(数値は、当社調べによる平均値)

■利用料金
個別見積による月額制(固定料金+乳量と乳価に応じた変動課金)


■今後の展望
クラウド上のサーバーでの稼働の後、WEBブラウザで利用できるクラウド版RAKUNOWAオールインワンの提供を予定しています。(2028年12月稼働予定)


■製品・サービスサイト
RAKUNOWAオールインワン https://service.ryobi.co.jp/business_innovation/rakunowa-allinone/
RAKUNOWA https://service.ryobi.co.jp/business_innovation/rakunowa/
RAKUCOLLE https://service.ryobi.co.jp/business_innovation/rakucolle/
RAKUNYU+ https://service.ryobi.co.jp/business_innovation/rakunyu-plus/


【株式会社両備システムズについて】
社名 :株式会社両備システムズ
本社所在地:岡山県岡山市北区下石井二丁目10-12
杜の街グレースオフィススクエア4階
代表者 :代表取締役社長 松田 敏之
設立 :1969年12月
資本金 :3億円
事業内容 :公共、医療、社会保障分野および民間企業向け情報サービスの提供
(システム構築、アウトソーシング事業)、ソフトウェア開発、
データセンター事業、ネットワーク構築サービス、セキュリティ事業、
ハードウェア販売および保守サービス、AI・IoTなど先端技術研究開発
コーポレートサイト: https://www.ryobi.co.jp/


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プレスリリース提供元:@Press
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