アルファ・ラバル、ScaleUp Bioと共にシンガポールの次世代食品戦略を加速
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シンガポールは現在、食料の約90%を輸入に依存しており、気候変動や地政学的リスクへの対策として、2030年までに国民の栄養需要の30%を国内で賄うことを目指しています。この国家戦略の中核を担うのが、受託開発・製造(CDMO)を手がけるScaleUp Bio社です。
ScaleUp Bioは、スタートアップ企業および既存企業に対し、ラボ段階から商業化に至るまでの食品イノベーションを支援。最先端の設備や専門知識を提供することで、食品分野の成長を促進しています。現在、同社はシンガポール西部のトアス地区に、食品グレードの精密発酵施設を2拠点展開しています。ひとつは100~10,000リットルの発酵容量に対応する製造施設、もうひとつは研究開発センターです。
こうしたプロジェクトにおいて、アルファ・ラバルの分離および膜技術が導入され、ScaleUp Bioの運用を支えています。トアス地区の製造施設では、「Pureferm 250」高速分離機が採用され、密閉構造による衛生的な処理とともに、エネルギー消費を最大40%削減。固形分の連続および間欠排出にも対応可能です。加えて、多用途に対応する「MultiSystem」膜ろ過システムが、プロセスの柔軟性を確保しています。
アルファ・ラバルの次世代食品部門バイスプレジデントであるヨハン・アグレルは、次のように述べています。
「ScaleUp Bioは、ダウンストリーム処理における柔軟性を求めており、パイロットスケールから商業スケールまで対応可能なMultiSystemの膜ろ過システムに大きな可能性を感じていただけました。」
さらに、研究開発センターには「MBPX404」分離システムと、2基の「PilotUnit Multi」が導入される予定です。PilotUnit Multiは、バッチまたはセミバッチモードで、限外ろ過、精密ろ過、ナノろ過、逆浸透などの幅広いろ過方式に対応し、多様な製品テストが可能です。
ヨハン・アグレルは続けて語ります。
「アジアでこのような先進的なプロジェクトに関わるのは初めてであり、アルファ・ラバルの分離および膜技術を広く紹介できる貴重な機会です。精密発酵に関する知見を深め、未来の食糧生産に対する新たな道を切り開くものと確信しています。」
ScaleUp Bioのゼネラルマネージャーであるアーロン・ヨー氏は、次のようにコメントしています。
「アルファ・ラバルとのパートナーシップを通じて、微生物発酵技術の可能性を広げ、次世代食品生産における課題の解決を加速することができました。今後のさらなる協業にも大きな期待を寄せています。」
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工場内に設置されたアルファ・ラバル機器
■アルファ・ラバルについて
今ある資源を最大限に活用する能力が、これまで以上に求められています。アルファ・ラバルは、お客様と共に社会を支える産業を革新し、持続的なポジティブな影響を創り出しています。私たちは、何十億もの人々が必要とするエネルギー、食料、そして衛生的な水を供給するために全力でサポートしています。そして同時に、グローバルな貿易の基盤である海事業界の脱炭素化にも取り組んでいます。
アルファ・ラバルは、お客様が資源本来の可能性を引き出すための先進的な技術とソリューションを開発しています。お客様のビジネスにさらに競争力がつくことで、持続可能な世界の実現に一歩近づいていきます。アルファ・ラバルは、プロセスの最適化や責任ある成長の実現を通じて、お客様がビジネス目標や持続可能性の目標を達成できるようサポートすることに全力を尽くしています。お客様と共に、私たちはポジティブな影響を先駆けて創り続けます。
アルファ・ラバルは140年前に創業し、約100カ国に販売拠点を置き、22,300人以上の社員を擁しています。2024年の年間売上高は669億SEK(58億EUR)で、ナスダック・ストックホルムに上場しています。
情報元URL: https://www.alfalaval.jp/media/news/2025/alfa-laval-plays-key-role-in-scaleup-bio-s-drive-to-help-singapore-hit-vital-target-to-secure-next-generation-food/
関連URL : https://www.alfalaval.jp/media/stories/2025/sustainability/food-for-the-future-nurturing-innovation-for-the-next-food-revolution-in-singapore/
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