プレスリリース

名古屋産業科学研究所 中部TLOとインキュベイトファンドが、ディープテック・スタートアップ創業支援で連携協定

2024年10月15日(火)14時00分
公益財団法人名古屋産業科学研究所・中部TLO(以下 中部TLO)とインキュベイトファンド株式会社(以下、インキュベイトファンド)は、ディープテック・スタートアップの創業を目指す人や、創業期のスタートアップの支援を強化するための連携協定を締結しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/411883/LL_img_411883_1.png
ディープテック・スタートアップ創業支援の強化に向けた連携

本連携は、社会に根ざした大きな課題を解決するディープテックの社会実装に向けた取り組みをさらに強化するものです。ディープテックは、科学的発見に基づく革新的な技術であり、その多くはアカデミアの長年の研究から生まれています。例えば、気候変動の緩和や持続可能なエネルギーの確保といった重要課題に挑むスタートアップは、社会に大きなインパクトを与える可能性を持っています。一方で、その事業化までの道のりは険しく、起業家にとっては、創業準備から創業期における事業計画の立案や、様々な資金調達手段の理解を助ける支援が不可欠です。

そのような状況下で、アカデミアと産業界の橋渡しを担う支援機関である中部TLOは、産・学・官の連携による日本の産業発展に貢献することを目的とし、中部・東海地域の大学や公的研究機関が生み出す研究成果を、特許取得や技術移転にとどまらず、社会実装という観点からの技術育成を支援しています。また、SDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)に資する技術シーズの発掘・育成にも注力しています。

一方、インキュベイトファンドは、日本国内外においてディープテック領域を含むスタートアップの発展を支えるベンチャーキャピタルとして、数多くの企業を創出・成長させてきた実績を持ちます。特に、シードステージのスタートアップに対する投資と成長支援を強みとしており、起業家との密な連携を通じて、革新技術の社会実装を実現するための資金や経営支援を提供しています。また、インキュベイトファンドは単なる投資家にとどまらず、起業家と共に未来社会を切り拓くパートナーとして、持続可能な事業の成長を目指す起業家を支援し続けています。

今回の中部TLOとインキュベイトファンドの協力は、互いの強みを補完するものであり、ディープテック領域での技術シーズを基に、豊かな未来社会を創造する新産業の創出力の強化を目指します。


■公益財団法人 名古屋産業科学研究所 中部TLO
中部TLOは、長年の特許を中心とした技術移転事業や幅広い産学連携支援で培った経験を活かし、新たな技術育成を目指す活動を進めています。より社会実装に近い公募事業のサポートや大学を含む公的機関からの委託業務を通して、大学や公的研究機関で研究開発された成果を企業の新しいビジネスにつなげる支援をおこなっています。加えて、新産業創出・社会貢献に向け高い価値がある課題については、公的資金だけではなく民間資金の活用などこれまでにない取組みで産学連携を活性化することにチャレンジしています。 http://www.nisri.jp/ctlo/


■インキュベイトファンド株式会社
インキュベイトファンドは創業来総額1,480億円以上の資金を運用し、関連ファンドを通じた投資を含め800社以上へのスタートアップへ投資活動を行うなど、創業前後のシードステージに特化したベンチャーキャピタルとして国内最大規模の実績を有しております。 https://incubatefund.com/
現在、4ヶ月間のアクセラレーションプログラム「GRIT & Growth Accelerator Nagoya」の応募者を募集しております。プレシード・シードの起業家に向けて、資金調達・人材採用に関する勉強会や定期メンタリングなどを行い、採択者の事業進捗・資金調達を支援いたします。当プログラムの詳細情報・ご応募方法は以下のリンクよりご確認ください。
特設サイト: https://m.incubatefund.com/grit-growth


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米、40空港で運航10%削減へ 政府機関閉鎖で運営

ワールド

米ボーイング、737MAX墜落事故巡り犠牲者3人の

ワールド

台風25号、フィリピン死者114人に 勢力強めベト

ワールド

UPS輸送拠点、6日にも業務再開 12人死亡の墜落
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイロットが撮影した「幻想的な光景」がSNSで話題に
  • 4
    NY市長に「社会主義」候補当選、マムダニ・ショック…
  • 5
    「なんだコイツ!」網戸の工事中に「まさかの巨大生…
  • 6
    カナダ、インドからの留学申請74%を却下...大幅上昇…
  • 7
    もはや大卒に何の意味が? 借金して大学を出ても「商…
  • 8
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 9
    約500年続く和菓子屋の虎屋がハーバード大でも注目..…
  • 10
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 9
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 10
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中